「もう少しで検索上位」「表示順位が下がった」ページで成果を出しやすいSEO戦略(後編) | Moz – SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報
自己紹介
yu-ta(ゆーた)26歳、会社員 PC.スマホ周辺機器やスマート家電など ガジェットを使って スマートな生活を送っています。 このサイトでは管理人おすすめの 最新の便利ガジェット情報や お得に買えるセール情報を中心に 発信しております。
自己紹介
yu-ta(ゆーた)26歳、会社員 PC.スマホ周辺機器やスマート家電など ガジェットを使って スマートな生活を送っています。 このサイトでは管理人おすすめの 最新の便利ガジェット情報や お得に買えるセール情報を中心に 発信しております。
この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。

まず前編を読んでおく

この記事では、成果を出しやすい3つのSEO戦略について解説している。

  1. 検索結果の上位に表示されたページのクリック率を高める
  2. もう少しで検索上位に表示されそうなページのサイト内リンクを最適化する
  3. 検索結果の変化とコンテンツの順位低下を見つける

前編では、3つの戦略のうち最初の1つを紹介した。後編となる今回は、残る2つについて説明する。

成果を出しやすいSEO  SEO → 監査 →   →実装     4週間  LHF → 実装  焦燥感を和らげる  価値をより迅速に示せる  ステークホルダーとの調整が容易になる  ①検索結果の上位にあるページのクリック率を高める ・関連性の高いクエリ+ページ  ◇スニペット  ◇検索機能 ・関連の高いクエリ+関連性の低いページ  ◇コンテンツのカニバリゼーション  ◇コンテンツの欠落  ②もう少しで検索上位に表示されそうなページのサイト内リンクを最適化する ・ページごとの被リンク数 ・ページごとのサイト内リンク数 ◇よくあるクエリに対してもう少しで検索上位に表示されそうなページに張るリンクの質を高める ◇人気のあるページは相互リンクの質を高める  ③検索結果の変化とコンテンツの順位低下を見つける ・コンテンツをアップデートして関連性を保つ ・ニーズをより適切に満たす新しいコンテンツを作成する
再掲

成果を出しやすいSEO 3つの戦略(続き)

戦略2もう少しで検索上位に表示されそうなページのサイト内リンクを最適化する

成果を出しやすい2つ目のSEO戦略は、もう少しで検索上位に表示されそうなページのサイト内リンクを最適化することだ。

3位以内にまだ入っていない次のようなページがあるだろう:

  • すでに6位~10位などには入っている
  • とても重要で意味がある
  • 検索されやすい
  • 関連性の高い検索クエリに対して表示されそう

しかし、これらのページを分析すると、すぐに原因がわかる。コンテンツは問題ないが、被リンクの少なさが足を引っ張っているのだ。では、どうすればいいのだろうか?

これらのページを分析するときは常に、ページごとの「すべての被リンク」と「サイト内リンク」に目を向ける必要がある。自分のウェブサイトをクロールすると、ウェブサイトのすべてのページから個別に張られているサイト内リンクの数を確認できる。

このデータを1枚のシートに集約して、4位~6位ぐらいの順位で次のような状態のページがないか確認する:

  • 外部からの被リンクは多いかもしれないが、サイト内リンクはほとんどないページ
  • 内部のページからはしっかりリンクを張っているが、外部からの被リンクはほとんど得ていないページ

こうした「もう少しで検索上位」ページがみつかったら、改善のチャンスだ。

そのページに不足しているのが内部リンクならば、たとえばフッター・メインナビゲーション・サブナビゲーションなどから内部リンクを張る。多くの被リンクを獲得している人気のページがあるならば、そのページから「もう少しで検索上位」ページにリンクを張ることで、価値をうまく伝えられる。

足りないのがサイト内リンクではなく被リンクの場合は、リンクビルディング作業の格好の候補となる。この場合はすぐに成果をだすことはできないが、並行して実施しているメインのSEOを進める役に立つだろう。

戦略3検索結果の変化とコンテンツの順位低下を見つける

最後に重要な戦略として、検索結果でコンテンツの表示順位が下がる変化に気づくことの大切さを知っておいてほしい。

何年か前に作成したコンテンツがあったとする。その当時は特定のクエリをターゲットにして表示させるのに最適だったコンテンツだ。しかし後にグーグルがこのクエリに対して表示されるページの傾向を変えてしまっていたらどうだろうか。グーグルは、検索意図が異なると判断すると、そうしたことをする場合がある。

よく目にするパターンとしては、次のようなものだ:

幅広い検索意図が想定されるクエリのSERPで、以前は多くの商品一覧ページ(PLP: Product Listing Page)が表示されていた。しかし、最近では同じクエリのSERPにコンテンツ系のページが多く表示されるようになり、SERP内に表示されるPLPが激減した。

このような変化を明らかにする必要がある。

また、君が数年前に書いた記事には、少しアップデートが必要なものもあるかもしれない。たとえば、「◯◯に最も人気のツールや最も適したツール」「✕✕に最も人気の製品」や「最も適した製品」といった内容のものだ。

こうした記事の内容を定期的にアップデートする必要があるのはわかっていたが、忘れていただけなのかもしれない。そうした場合でも、検索順位の変化をチェックするようにしておけば、気づくことができる。

チェックするべきなのは表示順位の追跡データやGoogle Search Consoleで、次のような数値を把握し、下がっていないか確認する:

  • 過去数か月における上位のコンテンツ
  • カスタマージャーニーを通じて意味のあるコンテンツが獲得してきたクリック数
  • 順位
  • クリック率などを把握

もし下がっていたら、データを見て、次を確認しよう:

  • どのクエリに対してコンテンツの順位が下がっているのか
  • シナリオに応じて、更新する機会があるか
  • 少し多様化する機会があるかどうか

そして既存のコンテンツを更新し、上位に表示されている他のページに基づいて、その関連性を維持する。順位が大幅に下がっているのであれば、他のどのページが自分より上位に表示されているかを確認して、自分のページとのギャップを明らかにしよう。

次のようなページがみつかることもあるだろう(前述のパターンだ):

特定のクエリに対して上位表示させていたページがあった。しかし、時間の経過とともに、グーグルが情報コンテンツを多く表示するようになった。このページは商業的で取引を促す内容なので、もう重要度が高くなくなってしまった。

この場合、ニーズをより適切に満たす新しいコンテンツを作成しよう。そうすれば、ここでもずっと速やかに他の種類のコンテンツの開発を優先させられる。

◇◇◇

これら3つの戦略を見ればわかるように、通常のSEO分析で持っていることの多いデータを使えば、並行して「成果を出しやすいSEO」を進めやすい。迅速に分析し、改善できる部分を見つけ、すぐに実行に移して、よりすばやく結果が得られれば、クライアントの焦燥感を和らげ、SEOのプロセスによってはるかに簡単に恩恵が得られる。

君が取り組んでいるさまざまなプロジェクトでこれを応用し、よりすばやく結果が得られることを願っている。どうもありがとう。

タイトルとURLをコピーしました