「クリックポピュラリティ」はグーグル検索のランキング要因なのか?【SEO情報まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ

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yu-ta(ゆーた)26歳、会社員 PC.スマホ周辺機器やスマート家電など ガジェットを使って スマートな生活を送っています。 このサイトでは管理人おすすめの 最新の便利ガジェット情報や お得に買えるセール情報を中心に 発信しております。
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SEOで「クリックポピュラリティ(クリック人気)」は重要なのか? その意味は? グーグルはランキングに使ってるの? 検索結果ページにおけるユーザー行動と順位の最新情報をお届けする。

ほかにも、Googleコアアップデート徹底分析、SERPでのサイト名誤表示、検索行動、Google公式情報、Discoverなどなど、あなたのSEO力に役立つ情報を、ゴールデンウィーク直前の今回もいい感じにまとめてお届けする。

  • 2023年3月のコア アップデートを徹底分析、変動が大きかったジャンルは何?
  • 検索結果で間違ったサイト名が表示される例をグーグルが収集
  • ユーザーが検索を終了するのはどんなとき?
  • セーフサーチのポリシーはDiscoverにも適用される
  • 2022年のスパム対策の成果レポートをGoogleが公開
  • 2023年3月のグーグルSEOオフィスアワー(英語版)の日本語訳文字起こし
  • 帰ってきたGoogle検索オフィスアワー、新体制で再開
  • よくある質問のリッチリザルトが急減! 表示回数がほぼゼロに
  • 文化庁が運営するサイトが中古ドメイン名として悪用される危機に!?
  • Google、2023年4月のレビューアップデートを展開開始
  • iPhone Safariでプッシュ通知を送信可能に
  1. 今週のピックアップ
    1. 「クリックポピュラリティ」はグーグル検索のランキング要因なのか? 間接的に影響していると可能性が高い (SEO検索エンジン最適化) 国内情報
  2. グーグル検索SEO情報①
    1. 2023年3月のコア アップデートを徹底分析、変動が大きかったジャンルは何? どのような施策が求められるのか? (JADE) 国内情報
    2. 検索結果で間違ったサイト名が表示される例をグーグルが収集 見つけたら報告 (John Mueller on Twitter) 海外情報
    3. ユーザーが検索を終了するのはどんなとき? 検索意図を充足させて終了できるコンテンツを提供する (SEO検索エンジン最適化) 国内情報
    4. セーフサーチのポリシーはDiscoverにも適用される アダルトなどの望ましくないコンテンツはDiscoverには出てこない (Google SearchLiaison on Twitter) 海外情報
  3. グーグル検索SEO情報②
    1. 2022年のスパム対策の成果レポートをGoogleが公開 SpamBrainが大活躍 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
      1. SpamBrainの改善
      2. 不正リンクスパム・ハッキングへの対策
      3. スパム処理の高速化
      4. 詐欺サイト対策
      5. ドキュメント更新
    2. 2023年3月のグーグルSEOオフィスアワー(英語版)の日本語訳文字起こし 盛りだくさんの質問 (Google 検索セントラル) 国内情報
    3. 帰ってきたGoogle検索オフィスアワー、新体制で再開 初回は5/11(木)12:00 〜 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
    4. よくある質問のリッチリザルトが急減! 表示回数がほぼゼロに 原因不明 (Glenn Gabe on Twitter) 海外情報
    5. 文化庁が運営するサイトが中古ドメイン名として悪用される危機に!? ドメイン名の放棄は慎重に (INTERNET Watch) 国内情報
  4. 海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ

今週のピックアップ

「クリックポピュラリティ」はグーグル検索のランキング要因なのか? 間接的に影響していると可能性が高い (SEO検索エンジン最適化) 国内情報

住太陽が解説する「クリックポピュラリティ」の記事を紹介する。もっともこの記事が最初に公開されたのは20年以上も前だ。しかし、現状を反映するために更新を重ねている。クリックポピュラリティに関する現状は、昔とはまった異なったものになっているとのことである。

さて、クリックポピュラリティを住氏は次のように定義している:

クリックポピュラリティ(クリック人気)とは、実際のユーザーの行動を検索結果の順位づけに用いるスコアリングアルゴリズムです。

検索結果画面に表示されたURLの中から、ユーザーがどのURLにアクセスし、どのURLにアクセスしなかったかを追跡し、その後の検索結果に反映させます。

Googleは直接的な形では利用していないと発表していますが、ウェブマスターとしては留意すべきものです。

※編集部で改行を追加している

検索結果でのクリックポピュラリティをランキングに利用するかどうかに関しては、Bingとグーグルで違いがある:

  • Bingは利用すると公表している
  • グーグルは利用を幾度となく否定している

しかし、グーグルの否定は「直接的に利用していない」ということであって、間接的には影響しているに違いないというのが住氏の見解だ(住氏だけでなく多くのSEO実践者も同様)。

そのうえで住氏は、クリックポピュラリティの向上が重要だと考えている。言い換えると、「検索結果に表示された自サイトのURLがクリックされる率を上昇させ、(検索結果から来た訪問の)直帰率を下げ、滞在時間を向上すること」が重要だということだ。

そして、クリックポピュラリティ向上を目指す取り組みで不可欠なものとして、住氏は次のことを挙げている:

  • ユーザーの検索意図を満たす優れたコンテンツ(情報を求めている場合)
  • ユーザーの検索意図を満たす優れた機能(ショッピングサイトやツールの場合)
  • そうしたものがあることを的確に表すタイトルやスニペット

こうしたことをサイトで満たすSEO観点での価値を、住氏は次のように述べている:

これらはどんな形であれランキングに影響します。強く意識しながらSEOに取り組むとよいでしょう。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

グーグル検索SEO情報①

2023年3月のコア アップデートを徹底分析、変動が大きかったジャンルは何? どのような施策が求められるのか? (JADE) 国内情報

2023年3月のコア アップデートを分析した結果を、JADEの篠原誠氏が公開した。

特徴的な動きとして次の5つを挙げている:

  • アップデート前にハッキングサイトが増加しアップデートのタイミングでさらに増加している。

  • Healthジャンルで顕著に権威性のある官公庁のサイトが伸びた。

  • ディレクトリ貸しサイトはアップデート前に大きくランキングを落としているが、今回のアップデートでは少し戻し傾向。長期では落ち続けている

  • バックリンクは引き続き重要度が高い傾向にある。

  • ドメインの強さだけでは一過性の伸びで終わってしまうため、サービスやユーザー行動の改善も合わせて検討することが必要

※強調は編集部による

順位変動が大きかったジャンルの動向も分析している。トップ3は次のジャンルだったそうだ:

  1. 家電(Consumer Electronics)
  2. マンガとアニメ(Manga and Anime)
  3. 健康(Health)

分析から導いた施策として篠原氏は次を提案している:

  • 基本的な方向として大きな変更はない。

  • ハッキングサイトが増えている。自サイトがハッキングされないように注意する、また発見した際にはスパムレポートを活用する。

  • 特に健康ジャンルでは権威性が必要になっている。

  • ディレクトリ貸しのようなことを行っても長期的に上手くいかない。ユーザーの信頼を偽装して作ったり、結果的に検索エンジンを騙すような行為は行わないようにする。繰り返すことでより厳しい制裁を受ける可能性がある。

  • バックリンクは引き続き重要性が高い。リンクを獲得できるようなコンテンツの施策等を検討する。

  • サイト(ドメイン)を強くすることは重要な施策の1つだが、そこだけに収束してしまい、サービス改善が上手くいかないと一過性の施策として終わってしまうこともある。施策ひとつ行うにしても何のために行うのか、ユーザーにとってどのような好影響を及ぼすのかの仮説は建てるようにしたい

※強調は編集部による、一部表現を編集部で修正している

JADEが入手しているデータに関してのレポートであるため、「これがアップデートの真実」と断言することはできないが、分析内容に違和感はない。

少なくとも、この分析をもとに今後の方針を考えてマイナスになることはなさそうだ。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

検索結果で間違ったサイト名が表示される例をグーグルが収集 見つけたら報告 (John Mueller on Twitter) 海外情報

グーグルの検索結果ではサイト名が表示される。モバイル検索では2022年10月に、PC検索では2023年3月に導入された。

検索検索のサイト名

ところが、サイト名が適切に表示されていないケースがあるようだ(異なるサイト名が表示されている?)。原因を探るべくグーグルのジョン・ミューラー氏が具体例を求めている。

自分のサイトに限らず、正しいサイト名が表示されていないサイトを見つけたらこちらのフォームから報告しておこう。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

ユーザーが検索を終了するのはどんなとき? 検索意図を充足させて終了できるコンテンツを提供する (SEO検索エンジン最適化) 国内情報

「検索意図が満たされた」と検索者が判断する基準について、住太陽氏が解説した。今回のピックアップ記事でも住氏の記事を紹介したが、こちらも同じく住氏のサイトからだ。

要点を簡潔にまとめると次のとおりだ:

  • 「検索意図」とは、ユーザーが検索するときに考えていることで、理由や目的を含む

  • 「検索意図を満たすコンテンツ」とは、必要な情報がそろったと検索者が確信でき、検索を終了できるコンテンツ

  • 情報探索行動における「認知的停止規則」には5つの種類があり、タスクの複雑度や検索者の経験や知識によってどの基準で判断するかが異なる

「情報探索を終了する5つの基準」や、その研究データなどもひきながら、住氏は具体的かつわかりやすく解説してくれている。詳細はぜひ元記事で確認していただきたい。

住氏の解説を整理すると、SEOで重要なことは次のようになるだろう:

  • 検索者のタスクの複雑度と経験や知識に留意し
  • 検索者がタスクを完了できるだけの十分な情報を
  • わかりやすく提供すること

これだけ読むと「当たり前では?」と思うかもしれない。しかし、住氏の元記事を読めば、上記の表現にはもう少し深い洞察があることに気付くはずだ。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

セーフサーチのポリシーはDiscoverにも適用される アダルトなどの望ましくないコンテンツはDiscoverには出てこない (Google SearchLiaison on Twitter) 海外情報

セーフサーチに関するガイダンスおよびポリシーは、ウェブ検索に加えてDiscoverにも適用されるとのことだ。

グーグル検索サーチリエゾンのダニー・サリバン氏が、SEO専門家であるリリー・レイ氏と次のようにやり取りしていた。

レイ氏: Google Discoverに関するガイダンスは、セーフサーチのフィルタリングに関する次のドキュメントで確認するのがベストでしょうか?

https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/safesearch?hl=ja

Discoverではアダルトコンテンツを含むサイトが完全に除外される可能性があるようですが、このドキュメントの内容はDiscoverにも適用されるのでしょうか?

サリバン氏: セーフサーチがDiscoverに適用される可能性はかなり高いので、その理解で合っています。もしそうでなければ、後でドキュメントを更新します。

レイ氏: Discoverでセーフサーチのフィルタリングを受けたと思われる場合、問題を改善した後、さきほどのドキュメントで示されているフォームから審査をリクエストする必要がありますか?

サリバン氏: もし、そのコンテンツがセーフサーチによってフィルタリングされるべきではないと考えるなら、そのフォームを使用するのがいいです。

しかし、Discoverも含め私たちのシステムは通常、露骨あるいはショッキングなどの境界線上にあるコンテンツを、人々が想定していない状況では表示しないようにしています。これは、Discoverのガイダンス(https://developers.google.com/search/docs/appearance/google-discover)の「望ましくないコンテンツを除外する」のセクションで、ある程度解説しています(ここの説明はより明確にできないか検討します)。

要は、セーフサーチが関与していない場合でも、コンテンツが表示されない場合があるということです。

本質的に、ウェブ検索とDiscoverには同等のセーフサーチポリシーが用いられる。もしDiscoverに表示されないコンテンツがあり、その理由が「セーフサーチで除外されるような、望ましくないコンテンツ、あるいは読者を混乱させる可能性のあるコンテンツだから」だと思われる場合は、次の手順を踏もう:

  1. まず、問題となる箇所を修正する
  2. 次に、フォームから審査をリクエストする
★★★☆☆
  • セーフサーチにひっかかりそうなコンテンツを提供しているすべてのWeb担当者 必見!
  • Discoverがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
グーグル検索SEO情報②
  • 2022年のスパム対策の成果レポートをGoogleが公開
  • 2023年3月のグーグルSEOオフィスアワー(英語版)の日本語訳文字起こし
  • 帰ってきたGoogle検索オフィスアワー、新体制で再開
  • よくある質問のリッチリザルトが急減! 表示回数がほぼゼロに
  • 文化庁が運営するサイトが中古ドメイン名として悪用される危機に!?
海外SEO情報ブログの掲載記事から
  • Google、2023年4月のレビューアップデートを展開開始
  • iPhone Safariでプッシュ通知を送信可能に

グーグル検索SEO情報②

2022年のスパム対策の成果レポートをGoogleが公開 SpamBrainが大活躍 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報

2022年のスパム対策への取り組み成果について、グーグルが検索セントラルブログで報告した。

レポートでは次のようなデータを示している:

SpamBrainの改善

SpamBrain(スパムブレイン)は、スパム対策に特化したランキングシステムだ。大幅に機能強化している。

  • SpamBrain が検出したスパムサイトは、2021 年の 5 倍、リリース当初の 200 倍
  • SpamBrain によって、Google 検索からアクセスするサイトの 99% 以上がスパムではないことを確認

不正リンクスパム・ハッキングへの対策

不正なリンクとハッキングにも対抗できるようにSpamBrainが改良された。

  • リンクスパムの最新情報を以前に報告した時点と比較して 50 倍ものリンクスパム サイトを検出
  • ハッキングされたサイトを 10 倍多く検出

スパム処理の高速化

SpamBrainによってスパム処理が高速化された。

初回のアクセス時にスパム検出することで、スパムサイトを一切インデックスしないようにした。これにより、有益なページにリソースを効率的に割り当てられるようになった。

詐欺サイト対策

スパム対策とは別にユーザーの安全性も向上させた。

詐欺サイト対策を全言語に適用し、2021 年に比べ、詐欺サイトへのクリック数が 50% 減少

ドキュメント更新

スパム対策とあわせてドキュメントも更新している。

検索結果のスパムが完全になくなることはないだろうが、それでもグーグルはスパム対策に日夜取り組んでおり成果をあげている。それがわかるレポートだ。グーグルが捕捉できていないスパムに検索結果で遭遇したら、スパムレポートから報告しよう。スパム対策の改善に役立ててもらえる。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

2023年3月のグーグルSEOオフィスアワー(英語版)の日本語訳文字起こし 盛りだくさんの質問 (Google 検索セントラル) 国内情報

2023年3月の英語版グーグルSEOオフィスアワーの日本語訳文字起こしが公開された。

ジョン・ミューラー氏、ゲイリー・イリェーシュ氏、リッズィ・サースマン氏が次の質問に回答している(各項目の末尾にあるのは、その質問への直接リンク):

  • サイトの検索結果を更新するベストな方法は何ですか?(#

  • Google は WebP 画像をどのようにして認識していますか?(#

  • 「視認性の高い動画は検出されませんでした」というエラーへの対処方法(#

  • 2 つのマーケットで同じ言語を使用している場合 Google は重複コンテンツとみなしますか?(#

  • オランダ語のウェブサイトには「.com」と「.nl」のどちらを使った方がよいですか?(#

  • インデックス登録済みページを大量に移行するにはどうすればよいですか?(#

  • Search Console でのクロール リクエストには Google の AdsBot クロールも含まれますか?(#

  • Google はどのようにしてインデックス登録済み URL を更新しますか?(#

  • hreflang は複数のサイトマップで読み込まれて認識されますか?(#

  • 再インデックス登録を大量にリクエストできますか?(#

  • ある URL が別の URL の重複であると表示されるのはなぜですか?(#

  • <strong> タグはウェブサイトで有益ですか?(#

  • 特定のウェブサイトがインデックス登録されないのはなぜですか?(#

  • site: の変更はコア ランキング システムに対するアップデートのサインですか?(#

  • Google は SEO 用に画像内のテキストをクロールできますか?(#

  • Google のページ速度のアルゴリズムでは、速度のために最適化されたビューポートは考慮されますか?(#

  • アラビア語圏では Googlebot に関して何か問題がありますか?(#

  • ドメインに DE、AT、CH のサイトがある場合 hreflang を 'de' として DE のサイトをマークすればよいですか?(#

  • Googlebot が見つけたウェブサイトが一般公開前のパスワードで保護されたウェブサイトであった場合そのウェブサイトはどのようにして再クロールされますか?(#

  • アプリストアのサイトリンクを生成するにはどうすればよいですか?(#

  • ある構造化データを別のタイプの構造化データ内に追加できますか?(#

  • 一部の検索クエリでローカル ビジネスの地図の検索結果が表示されないのはなぜですか?(#

  • Google はどのようにしてソフト 404 エラーのページを定義していますか?(#

  • 複数のサービスを提供している企業の場合 2 つのウェブサイトを用意した方がよいですか?(#

  • 「この URL は、この場所にあるサイトマップでは使用できません」とはどういう意味ですか?(#

  • オーガニック検索でメイン画像とは異なる画像が表示されるのはなぜですか?(#

  • 無限スクロールをページ番号が付いていないページネーションと合わせて使用した場合どのような影響がありますか?(#

盛りだくさんのQ&Aだ。気になるものがきっとあるだろう。回答をチェックしよう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

帰ってきたGoogle検索オフィスアワー、新体制で再開 初回は5/11(木)12:00 〜 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報

筆者たちが長らくお世話になっている、グーグル社員によるオフィスアワーが新体制で再開される。

主な変更点は次のとおりだ:

  • 名称が「#Google検索オフィスアワー」に: これまでは、検索に加えてアドセンスとアドモブも扱い「Googleポリシーオフィスアワー」として提供していたが、今後は検索トピックだけを扱う(名称の先頭に「#」が付く模様)

  • 1人で運用: 1人単独での運用になる(基本的には、あんな氏)

  • ゲストスピーカー: ゲストスピーカーを招いてのショートセッションもあり

  • 質問の簡略化: これまでは質問は編集せずにそのまま紹介していたが、今後は趣旨を損なわないようにしつつ端的にまとめることもある

詳しい内容はアナウンスを参照してほしい。

新体制になっても、サイト運営やSEOに関する疑問に答えてくれる仕組みに変わりはない。新体制でのGoogle検索オフィスアワーの第1回は5月11日(木)12:00(日本時間)の予定だ。あんな氏に聞きたいことがあれば質問フォームから送っておこう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

よくある質問のリッチリザルトが急減! 表示回数がほぼゼロに 原因不明 (Glenn Gabe on Twitter) 海外情報

Google検索のSERPでよくある質問(FAQ)のリッチリザルトの表示が急減しているようだ。突然の変化にグレン・ゲイブ氏が気付いた。特にモバイル検索で顕著なようだ。

事実、筆者の Search Console にあるプロパティでも、よくある質問のリッチリザルトが4月6日からほぼゼロに落ちていた。

よくある質問リッチリザルト パフォーマンスレポート

リッチリザルトステータスレポートにエラーは出ていないので、技術的な問題が発生しているわけではない。

リッチリザルトステータスレポート

よくある質問のリッチリザルトが出ていたクエリで検索しても、たしかに今は出ていなかった。グーグルからのアナウンスは何もない。まったく原因不明だ。

よくある質問のリッチリザルトを実装しているサイトは自サイトの状況を確認してほしい。もっとも、表示が減少していたとしても対処策を思い浮かばないのだが。

★★★★☆
  • よくある質問を実装しているすべてのWeb担当者 必見!

文化庁が運営するサイトが中古ドメイン名として悪用される危機に!? ドメイン名の放棄は慎重に (INTERNET Watch) 国内情報

公的機関が利用していたドメイン名を手放し、そのドメイン名を以前のコンテンツとは無関係な第三者が使うといった事象が、またも発生するようだ。これまで幾度となく繰り返されてきた事例がさらに増える可能性がある。

文化庁が運営している「日本映画情報システム」というサイトがある。1896年~2022年12月劇場公開の日本映画作品に関する情報を検索できるサイトだ。

しかし、2023年3月31日をもってサービスの提供を終了した。現在トップページへ訪問すると次のようなメッセージが出ている。

日本映画情報システム トップページ
  • 2023年3月31日をもちまして、日本映画情報システムの運用を停止しました。
  • 本Webサイト閉鎖後も、本Webサイトのドメインは、しばらくの間、文化庁で保有します。
  • 本Webサイトの閉鎖後、本Webサイトのドメインを第三者が取得する可能性があります。
  • 企業・団体の運営する主な映画情報に関するデータベースサイトリンクを文化庁ホームページに掲載しています。

この表示は、過去に政府のIT総合戦略室が公開していた「Webサイト等の整備及び廃止に係るドメイン管理ガイドライン」(2018年)の「2.3 ドメインの移行・廃止方法」の「4) 非 go ドメインを単純廃止する場合」で参考として示されている提示要素ではある。しかし、「これはまずんじゃないか?」と指摘したくなるような部分があるのだが気付いただろうか?

こちらの一文だ:

本Webサイトの閉鎖後、本Webサイトのドメインを第三者が取得する可能性があります。

※強調は筆者による

なぜ問題なのかというと、放棄されたドメイン名を別の人が取得して悪用する可能性があるからだ。

このサイトは2006年5月公開のようだ。日本の映画の歴史情報が蓄積されており、しかも国の機関が運用し約17年の歴史があるサイトだ。他のサイトからのたくさんリンクが張られているに違いない。スパムサイトや詐欺サイトとして利用されたら、閉鎖されたことを知らずに訪問してしまい被害をうけるユーザーが出てくることだろう。

また、このサイトは検索エンジンからの評価も高いに違いない。同じドメイン名でサイトを公開すれば、何の苦労もなく上位表示できてしまうかもしれない。所有者が変わりまったく別のサイトになったことを検索エンジンが確実に認識しこれまでの経歴をリセットできればいいのだが、その保証はない。いわゆる「中古ドメイン スパム」の餌食になる危険があるのだ。

このサイトは文化庁の運営だが、ドメイン名として「.go.jp」ではなく、汎用「.jp」を使っていた。これが行政機関向けの「.go.jp」ならば、悪意をもって再利用される可能性はほぼなかっただろう。しかし、汎用JPドメイン名の「.jp」はだれでも取得できるため、こうした問題が起き得る。

so.la の辻氏も苦言を呈している。

著名なサイトはもちろんのこと、外部リンクがたくさん張られているようなサイトのドメイン名は、サイトを閉鎖した後でも極力保有し続けてほしい。その理由は、悪用されないためだ。個人サイトならともかく、企業団体サイトであればなおさら、そして公的機関ならば絶対にそうすべきだと言ってもいい。

とはいえ、利用していないドメイン名を所有し続ければ無駄な出費になるのも確かなことだ。デジタル庁が予算を確保して永遠に保持するといったことも現状ではまだ厳しいだろう。となると、たとえばドメイン名を手放すときに、Search Console からサイト閉鎖をグーグルに通知できればいいのだが。

★★★☆☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ

グーグルの検索システムアップデートとiPhone Safariアップデートに関する記事をピックアップ。

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