コメ兵(KOMEHYO)は、「消費行動とリユース品への価値観」に関する調査結果を発表した。全国の18歳~69歳の男女400人が回答している。
この調査は、世代間での購買に関する意識差と実態を把握するため、以下のように世代を分類している。
- Z世代:18~26歳
- ミレニアル世代:27~42歳
- 氷河期世代:43~51歳
- バブル世代:52~57歳
- しらけ世代:58~69歳
「コスパの良さ=価格の安さ」という認識は低下
まず「買い物をするときに『コストパフォーマンスの良さ』を重視するか」と聞くと、「とても重視する」48.0%+「やや重視する」40.8%で9割近くが重視。世代別では、しらけ世代(58~69歳)、次いでバブル世代(52~57歳)と、高齢者ほどコスパを重視していた。
一方「コスパが良い」という表現に対して、初めて聞いた時は「価格が安いこと」と78.8%が想起していたが、時間が経つと58.5%まで下がることも判明した。単なる価格の安さだけでなく、「満足感」「長期利用」「リセールできる」といった価値に注目している人も多い。
同様に「買い物をするときに重視すること」でも、「品質の良さ(長く使えること)」72.5%、「価格の安さ」67.3%、「機能性」48.3%と、価格の安さ以外に価値を見出している人が多い。
特に「買い物をするときにリセールバリューを意識して商品を購入することが増えたように思うか」という設問では、「とてもそう思う」7.3%+「ややそう思う」20.8%と、約3割が購入時にすでに手放すことを想定しているという。世代別では、Z世代の男性が「とてもそう思う」17.5%+「ややそう思う」30.0%と最も高く、約2人に1人がリセールバリューを意識していた。
約3人に2人がリユースの購入経験あり
「リユース(中古)品を購入したことがあるか」と聞くと、「ある」は66.0%で約3人に2人がリユースの購入経験があった。世代別では氷河期世代71.3%、ミレニアル世代67.5%が上位だ。「リユース(中古)品を購入するときに重視すること」では、「品質・状態の良さ」68.5%、「価格の安さ」58.5%が特に高い。
「リユース(中古)品を購入することへの抵抗感が以前と比べて薄くなったと思うか」という質問では、「とてもそう思う」9.0%+「ややそう思う」34.5%で、4割以上で抵抗感が薄れている。特に世代別では、Z世代の2人に1人以上(51.3%)が「薄れている」と回答した。なおバブル世代は33.8%にとどまり、かなりの差異が見てとれる。
調査概要
- 【調査対象】全国18~69歳男女(Z世代:18-26歳、ミレニアル世代:27-42歳、氷河期世代:43-51歳、バブル世代:52-57歳、しらけ世代:58-69歳)
- 【調査方法】インターネット調査(調査機関 :シグナルリサーチ)
- 【調査時期】2022年12月27日~30日
- 【サンプル数】400
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オリジナル記事:「リユース品」実際どう? Z世代の2人に1人以上は「抵抗感が薄くなった」と回答【コメ兵調べ】
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