日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は、「パフォーマンスにつなげるエンゲージメント調査」を実施した。従業員の会社に対する信頼や貢献意欲などを表す「従業員エンゲージメント」と、仕事の活力・熱意・没頭などを表す「ワークエンゲージメント」について、経年比較で調べている。
「会社が好き」「会社に行くことが楽しみ」この4年間で10ポイント増
まず、「従業員エンゲージメント」に関する項目を見ると、「会社が好き」「会社に行くことが楽しみ」「会社は従業員を大切にしている」の割合は2019年に比べそれぞれ10ポイント以上増加していた。一方で、「現在の会社でずっと働き続けたい」と思っている人は-1.2ポイントと微減しており、転職志向の高まりがうかがえた。
次に「ワークエンゲージメント」に関する項目を見ると、「仕事が好き」は64.6%、「没入できる」は66.0%、「やりがいを感じられる」は63.9%、「満足している」は61.8%にのぼっており、2019年と比べるといずれも増加傾向になっていた。
それぞれのエンゲージメントについて、具体的にどのような要素が影響を与えているのかを分析すると、両者ともに「仕事」「企業理念・経営層」「職場」のカテゴリーが強く影響していることがわかった。特に「ワークエンゲージメント」と「仕事」の関連は強く、「自分の強みを活かすことができる」「仕事を通して成長を実感できる」などがポイントとなっていた。
調査概要
- 【調査方法】インターネット調査
- 【有効回答】2,631名 Z世代(2020~2023入社)1,223名、ミレニアル世代(2006~2019入社)484名、就職氷河期世代(1993~2005入社)484名、バブル世代(1987~1992入社)440名
- 【調査時期】2023年6月
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オリジナル記事:「会社が好き」「会社に行くことが楽しみ」この4年間で10ポイント以上増加【JMAM調べ】
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