「動画SEO」「TikTokのSEO」「LP」「顧客ファースト」。ローカルSEOの重要ポイントを学ぶ(後編) | Moz – SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

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yu-ta(ゆーた)26歳、会社員 PC.スマホ周辺機器やスマート家電など ガジェットを使って スマートな生活を送っています。 このサイトでは管理人おすすめの 最新の便利ガジェット情報や お得に買えるセール情報を中心に 発信しております。
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この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

この記事では、MozCon 2023で語られた内容から、ローカルSEOやローカルビジネスオーナーに関係がありそうなポイントを前後編の2回に分けてお届けしている。

前編では被リンクのカテゴリ分けやAIにどう対応するかについてを解説した。後編となる今回は、「ローカルマーケティングの機会を最大限に活用しているか」という視点から動画SEO、LP、ブランド構築などに加えて、筆者のAIに対する見解を見ていく。

まず前編を読んでおく

本記事でピックアップしたローカルSEOのトピックは次のとおりだ(再掲):

  • リンクのカテゴリ分けをしているか?(前編
  • AIに関する方針は決まっているか? AIに対する筆者の見解(前編
  • ローカルマーケティングの機会を最大限に活用しているか
  • AIが検索や社会に与える影響

ローカルマーケティングの機会を最大限に活用しているか

ここからは、競争の激しいローカル市場でビジネスを差別化するための極めて実用的なヒントを詳しく見ていこう。

「ローカルマーケティングの機会を最大限に活用しているか」という視点で、以下のポイントについて確認していく:

  • オンページ動画のSEO
  • TikTokのSEO
  • 地域密着事業のランディングページ
  • ブランド構築
  • 常に顧客ファーストであれ

それぞれ解説していく。

オンページ動画のSEO

Wixのクリスタル・カーター氏と、オンページ動画のSEOに関する彼女のわかりやすいプレゼンテーションには、私からの拍手がまだシアトルのどこか鳴り響いていると思う。

人々は1日に平均84分の動画を見ており、顧客の10人に9人は企業が制作した動画を求めているという

動画を効率的に活用するために、次に示す事実やヒントをローカルビジネスのマーケティングに応用することを検討してみてほしい:

  • 君のお気に入りのプラットフォームがInstagram、TikTok、Facebookなどであっても、YouTubeに動画をアップロードするべきだ。

    YouTubeはGoogleの品質基準で自動処理されているため、アップロードしたYouTubeの動画は2時間以内にGoogleでインデックス登録され、SERPにライブ表示できる!

  • それでも納得できないなら、YouTubeから別のプラットフォームに切り替えたクライアントのトラフィックがどうなったかを調査したジョイ・ホーキンス氏の記事を読んでみよう。少々困ったことになることがわかる。

    自社の動画掲載をYouTubeからVimeoに変えた
     → 検索からの動画トラフィックが激減してしまった
     → またYouTubeに戻したら検索トラフィックも戻ってきた
    という出来事を示している。

  • Googleは動画に全面的に取り組んでいる。複数のソースの動画をSERPに含めるだけでなく、1件のクエリに対して同じソースの同じ動画を複数回にわたって表示させることも多い。

  • YouTubeから自分のウェブサイトにリンクを張ろう。

  • ウェブページの中の動画は、スクロールしなくても目に入る位置に置こう。

  • すべての動画を文字に起こしたトランスクリプトを用意し、これを他のコンテンツと同じように扱って、重要なキーワードを実際にコンテンツで利用しよう。

  • 動画の中ではトピックから脱線しないようにしよう。脱線すると、動画がどのような意図と合致しているのかGoogleが混乱してしまう可能性がある。

  • 視聴者をエンゲージさせるために、あらゆる手を尽くしてコメント欄に書き込んでもらおう! ただし、スパムを排除するために、オンサイトのコメントモデレーションは設定しておこう。

TikTokのSEO

@CarrieRosePR のプレゼンテーションは、私がマーケターとして行うあらゆることについて考え直すきっかけを与えてくれた。

トレンドをリバースエンジニアリングして、以前は何もなかったところに需要を生み出すなんて?!

動画が公開されたら、ぜひ見直したい。

検索ボリュームが急速に変化し、ユーザーが検索に新しいプラットフォームを取り入れるようになるなかで、SEO担当者はどう対応するべきだろうか?

※MozConキャリー・ローズ氏セッションの告知

この投稿については、私もエリン・シモンズ氏と同じ意見だ。Rise at Sevenの優秀なキャリー・ローズ氏の話をすべて理解するには、MozCon 2023の映像の発売を待つ必要がある(ここから注文できる)。

しかし、動画のSEOについて言えば、私の家族でも若いほどTikTokを心から楽しんでいることが思い起こされる。2023年に初めてTikTokを使うという人は、自分のローカルビジネスのTikTok動画を作成するうえでローズ氏が紹介している3つの簡単なヒントを取り入れてみよう。次のものだ:

  1. 動画の開始5秒以内にテキストで重要なキーワードを含める。

  2. 重要なキーワードをキャプションにも含める。

  3. TikTokのアルゴリズムを混乱させないよう、ハッシュタグは多くても6個までにする。

地域密着事業のランディングページ

次は、地域密着事業のランディングページ、つまりローカルランディングページについてだ。

リリー・レイ氏が次のように忠告する話には、夢中になって聞き入った:

Googleのコアアップデートによって悪影響を受けるかもしれない理由の上位3つのうち1つは、低品質のローカルランディングページを大規模に公開していることだ。

同氏は、全地域に対応する膨大な数のローカルランディングページを公開した結果、パフォーマンスが急降下したクライアントについて説明した:

こうした状況から回復するには数か月かかることもあり、サイト側で修正したとしても、多くの場合次のコアアップデートまでその変更が反映されないとして、同氏は注意を呼びかけていた。

拠点が複数ある大手企業や、実際より大規模に見せようとしている企業にとって、メッセージは明確だ。低品質のローカルランディングページを公開することに時間や資金を無駄にしてはいけない。ブランドを危険にさらすおそれがある

ローカル検索マーケティングに関するFAQで、「拠点がない地域の検索結果にも表示されるようにするにはどうすればいいか」という疑問に対する賢明な回答とアプローチを探しているなら、Mozの「Googleマップ最適化でビジネス拠点以外でも検索上位を獲得する方法」の記事を読んでみることを勧める(記事リンクは日本語版)。

ブランド構築

次に、ミラクル・アイナメティ=アーチボング氏が指摘していた、ローカル向けのブランド構築に関する2つのヒントをぜひ共有したい。

  • ブランドの個性を見出し、ファネルの入り口にあたる最上位でそれを強調する。

    上記の画像にある2つのビジネスがどのようなイメージで知られるようになったか、その違いを考えてみてほしい。

  • レビュー、ソーシャルメディア、ウェブサイトの使いやすさを通じて、オーソリティと信頼感を高める。

常に顧客ファーストであれ!

最後に、ジャービス氏の話に戻って、現実の人々にとって重要なコンテンツを公開する際の実践的なヒントをもう1つ紹介しよう。それは、顧客が得る価値(恩恵)を第一に書く、というものだ。

例を見せよう。次の画像は、掃除機をアピールするコンテンツを作るときの考え方を示している。

右側には掃除機の仕様を記載している。これはどんな製品でも示している情報だろう。そして左側にあるのが、「その仕様がどのように顧客のニーズに応えるのか(顧客がその製品を買うとどんな良いことがあるか)」だ。

ジャービス氏は、「顧客が求めているのはドリルではなく、穴をあけることだ」という格言を思い出させてくれた。ローカルビジネスは、製品やサービスの説明をこの観点から書くべきだ。

AIが検索や社会に与える影響

情報が詰まった2日間のイベント期間中にはローカル関連のあらゆるヒントを入手できた。しかし、私が今年のMozConに参加した目的は「AIが検索や社会に与える影響について、多くの聡明な人たちの見解を聞くこと」だった。

この目的に関連して得られた主な収穫は、次のとおりだ:

  1. SEO業界では、AIについて「すでに起こったこと」と「近い将来に起こるであろうこと」をめぐって、明確な分断が生じている。誰もが今、この状況を理解し、ダイナミックなシナリオの中で自分の居場所を見つけようと最善を尽くしている。

    私が熱心に耳を傾け、他の場所でも聞いたことがある予測の1つは、次のようなものだ:

    現実の世界において自動化が「ブルーカラーの労働者」にしたことを、AIが「ホワイトカラーの労働者」にするだろう。

    小規模農家が工場制農場や特化型農業の自走式機械に取って代わられた衝撃的なイメージが思い起こされた。

  2. 前述のような食料生産現場と同様のことがSEO業界にもくるというシナリオは、AIの技術を有する人やその技術の利害関係者にとっては得るものが大きいと考えられている。しかし、一般の人々や地球にとっては失うものが大きいと考えられている。

  3. MozCon 2023のスピーカー各氏は、AIとの関連において両極端の立場を代表しているが、どちらも技術の所有者やステークホルダーになることで関連性を維持することを奨励する一方で、雇用や人とのつながり、および「検索」と呼ばれるものの全般的な品質が失われることについて警鐘を鳴らしていた。

  4. MozConのアーカイブ動画を購入して各講演を実際に聞き、この問題に関する自らの立場を明らかにすることを強く推奨する。

    特にローカルのSEOエージェンシーで働いている人には、ためになる最高レベルの講演ばかりだ。今後5年間に進むべき道筋が見えてくるかもしれない。視点、事実、誇張、落とし穴、可能性、戦術、警告、驚き、喜びを自ら研究し、将来に向けて独自の計画を立ててみよう。

    映像の発売が待ちきれない人は、初日2日目のまとめ記事で今年の講演に関する詳細を確認してみてほしい。

◇◇◇

最後に、検索に関して今ほど興味深い時代はなく、MozCon 2023で登壇したすべての卓越したスピーカーたちは、私が来年の開催まで考えをめぐらせることになる可能性への扉を開いてくれた。ローカルに関する今日の収穫を、君がマーケティングを担当しているローカルビジネスに生かし、成果が得られることを願っている。

顧客とのつながりを構築し続けよう。結局のところ、どのようなアプローチをとるにせよ、それがビジネスやコミュニティにとって最も重要なことだからだ。

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