SHIBUYA109エンタテイメントが運営する「SHIBUYA109 lab.」は、「Z世代のキャリア観に関する意識調査」を実施した。15~24歳のZ世代(2024年と2025年に大学卒業予定の大学4年生および3年生)を対象に聞いている。
Z世代は「自分の市場価値をあげたい」「自分のペースで成長したい」
まず、仕事と成長に関してどう思っているかを聞くと、「自分の市場価値をあげたい」との回答は全体で75.1%にのぼった。また、「自分のペースで成長したい」は80.1%となり、「誰よりも早く成長したい(49.1%)」とは約30ポイントの差がついた。
「バリバリ働きたいか」という項目では、「あてはまる・あてはまらない」が半々という結果に。「バリバリ」のイメージとしては、「平均以上の年収を得る」「自分の稼ぎで生活ができる」「自分の稼ぎで好きなものが買える・好きなことができる」など、自己犠牲的な働き方よりも、経済的な自立を目指すような内容が上位となった。
また、「AIに代わられないような仕事・スキルを身に着けたい」と回答した人は70.3%にのぼった。選考においては、32.9%の人が「AIツール(ChatGPTなど)を使用してみたことがある」と回答し、「志望度の高くない企業だけESを書く時に(ChatGPTを)使った」「企業の事業内容をChatGPTで大まかに調べてもらった」などの声もあった。
仕事とプライベートを両立? 約9割が「ワークライフバランス」を重視
一方で、「ゆるい職場に魅力を感じるか」という項目では、60.1%が「あてはまる」という結果に。「ゆるい職場」のイメージを聞くと、「髪色や服装などの身だしなみの規定が少ない・ない」「規則が少ない」など、労働規則の自由さが重視されているようだった。
さらに、「ワークライフバランスを大事にしたい」は87.9%、「給料と労働時間が見合っているかできる限り確認している」は71.0%にのぼり、プライベートと仕事の両立を特に重視していることがわかった。
新卒で就きたい職種は「営業」、将来にやってみたいのは「企画・マーケ」
最後に新卒で就きたい職種を聞くと、「営業(16.7%)」「企画・マーケティング(14.8%)」「ITエンジニア(13.7%)」が上位に。将来就きたい職種としては「企画・マーケティング(20.1%)」「事務・管理(16.4%)」「経営戦略・事業開発(11.9%)」が人気となり、明確なキャリアプランがうかがえた。
将来の展望として、「希望の部署や業務に携われない場合は転職も考えている」という人は50.9%にのぼった。また、「マネジメントや管理職にも興味がある」は53.5%、「リスキリング支援が充実している企業が良い」は64.4%と過半数を占めた。
調査概要
- 【調査期間】2024年1月
- 【調査パネル】外部調査会社のアンケートパネルを使用(SHIBUYA109 lab.調べ GMOリサーチプラットフォーム利用の調査)
- 【調査対象】一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)、男女20~24歳、大学3~4年生
- 【有効回答数】438名(大学3年生200名:大学4年生238名/男性172名:女性226名)
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オリジナル記事:【24卒・25卒】ゆるく働きたい? バリバリ稼ぎたい? Z世代の9割が「ワークライフバランス」を重視【SHIBUYA109 lab.調べ】
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