クラウドコンピューティングサービス事業のさくらインターネットは、生成AI(人工知能)向けクラウドサービス「高火力」の第1弾でベアメタルシリーズ「高火力 PHY(ファイ)」を1月31日から提供する、と1月24日に発表した。生成AIに必要な画像処理半導体(GPU)で米国エヌビディアの「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」をサーバー1台当たり8基搭載する。サーバー間の通信は4本の200GbE(ギガビット・イーサネット)回線で行う。
大規模言語モデルなどの生成AIを中心とした利用を想定した仕様で、再生可能エネルギー電源100%で運営する「石狩データセンター」(北海道石狩市)での提供を予定。CO2排出量ゼロを実現しながら生成AIを開発することができる。費用は月額304万6120円で、最低利用期間は2カ月。1年コミットプランは274万1508円、3年コミットプランは243万6896円。時間単位で貸し出しなどプラン拡充を検討している。
AIに関わるコンピューティングリソースの安定供給を確保することは、日本のデジタル社会を発展させるために必要不可欠と考え、さくらインターネットは生成AI向けクラウドサービスの開発に3年間で130億円規模を投資する。2023年6月16日には「経済安全保障推進法」に基づく特定重要物資の「クラウドプログラム」の供給確保計画に関する経済産業省の認定を受けている。
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オリジナル記事:さくらインターネットが「生成AI」の利用を想定したクラウドサービス「高火力」開始
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