総合コンサルティング事業のアクセンチュアは、東証グロース市場に上場するAI(人工知能)アルゴリズム開発のALBERT(アルベルト)の株式公開買い付け(TOB)が成立して買収する、と11月15日に発表した。多数のデータサイエンティストを擁するALBERTが子会社となり、データとAIを活用した企業の変革支援を加速する。数カ月以内にALBERTの全株式を取得する手続きを終えて、ALBERTは上場廃止になる。
ALBERTは2005年設立、15年に東証マザーズ(現グロース)市場に上場。21年にSBIホールディングスと資本業務提携して持分法適用会社に。ビッグデータ解析、AIアルゴリズム開発、AI活用コンサルティングやデータサイエンティスト育成支援を大手企業に提供している。ALBERTのデータサイエンス専門社員と支援チームメンバーの計約250人は、アクセンチュアのAIグループに加わり企業をデータ主導型経営に導くサービスを提供する。
アクセンチュアは、データ主導型の企業経営を支えるさまざまなサービスを構築しているが、企業活動で生み出されるあらゆるデータを捕捉し、データに基づく経営を実現するサービスを強化するため、AIやデータ分析に精通したデータサイエンティストの獲得が不可欠だった。アクセンチュアは、ALBERTのデータ分析力とAI活用領域の知見と経験を加えて、企業のデータ主導型経営への変革とAIの社会実装を加速する。
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オリジナル記事:アクセンチュアがデータ分析とAIアルゴリズム開発のALBERTを買収、TOB成立で上場廃止
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