米国アドビは、同社の各アプリケーションに共通するレイアウト、アイコンのデザイン、カラーパレットなどのデザインシステム「Spectrum」をアップデートした「Spectrum 2」を12月12日発表した。日本法人のアドビが13日に公表した。より直感的・包括的にツールを楽しく使えるようにする。2024年初頭にウェブ版製品に展開し、その後ツールとエクスペリエンス全体に導入する。
Spectrumは2013年に同社の製品とエクスペリエンス全体に初めて導入した。アドビが提供する生成AI(人工知能)「Adobe Firerfly」によってワークフローが変化していることなどに合わせ、デザインシステムも進化させる。Spectrum 2はアイコン、タイポグラフィ、カラー、ブランド、イラスト、アクセシビリティ、パーソナライゼーションなどさまざまなデザイン要素をカバーする。
Spectrum 2では、できる限り多くのユーザーがツールを使えるように、アクセシビリティを向上。より機能的なコントラストと明るさ▽より多くの人が利用できるカラー▽ 視覚的要素を優先順位付けするアテンション階層--の3分野に注力した。このほか、アイコンやタイポグラフィなどを再構築し、アドビのエクスペリエンスを一層親しみやすく、印象に残るデザインにしている。
Spectrum 2は「OSX」「Windows」「iOS」「Android」やウェブなどプラットフォームごとに異なる外観を表示する。Spectrumはどのプラットフォームでも一貫性を維持してデザインしたが、Spectrum 2はユーザーが好みの機器やプラットフォームで慣れ親しんだ方法でツールを使えるように各プラットフォームに特化したデザインにした。アイコン、カラー、イラストなども変更した。
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オリジナル記事:アドビがツール共通デザインシステム「Spectrum」をアップデートした「Spectrum 2」提供へ
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