LayerXは、「企業のインボイス制度対応」に関する意識調査の結果を発表した。企業に勤める経理担当者416人、経理以外の従業員411人の計827人が回答している。
「経費精算」以外の業務についても平均1.5倍になると経理は予想
まず「インボイス制度対応において困る業務があるか」を聞くと、経理担当者は74.8%が「ある」とした一方、経理以外の従業員は59.6%が「ない」と回答した。
そこで経理担当者のみに、「インボイス制度対応において、特に困ると思う業務」を聞くと、「仕訳・記帳(税区分・特例事項の記載)」27.6%、「請求書の発行処理」27.2%、「経費精算(法人カード含む)の承認処理」24.5%が上位。これに「請求書の支払申請の承認処理」23.1%、「従業員への法制度概要と対応業務の依頼・周知・浸透」22.1%が続くなど、幅広い業務が問題になるという意見があがった。
また経理担当者のみに、「インボイス制度対応にともない、各経理業務の工数がどれぐらい増加すると予想しているか」を聞くと、「請求書発行」「請求書受領」「経費精算」「記帳・仕訳」の4つの業務において、平均値はいずれも約1.5倍増と予測された。
一方で経理担当者、経理以外の従業員の双方に「経費精算業務にかかる時間の増減をどのように予想しているか」を聞くと、経理担当者の53.6%が「増加する」と回答する一方、経理以外の従業員は、47.7%が「わからない」と回答し、両者の意識差が大きいことが明らかとなった。
調査概要
- 【調査対象】企業に勤める経理担当者/経理以外の従業員
- 【調査方法】インターネット調査(バクラクを使用して調査)
- 【調査時期】2023年9月22日~23日
- 【有効回答数】計827人(企業に勤める経理担当者416人、企業に勤める経理以外の従業員411人)
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オリジナル記事:インボイス制度スタートから1か月経過、経理以外の従業員の約半数「業務時間への影響わからない」状態【LayerX調べ】
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