デジタルメディア測定・データ分析プラットフォーム事業の米国DoubleVerify(ダブルベリファイ)=DV=は、オーディオ広告の在庫を狙った初の大規模な広告インプレッション(表示)詐欺スキーム(枠組み)「BeatSting(ビートスティング)」を発見して阻止した、と2月2日発表した。広告主にとって魅力的な音声広告在庫を偽造し、正当な広告から広告費を奪う。
BeatStingは、サーバーサイド広告挿入技術(SSAI)を悪用した詐欺行為の系統の一部。2019年の登場当初はインターネット回線に接続されたテレビ端末のコネクテッドテレビ(CTV)の広告在庫をターゲットにしていた。今回特定した詐欺は、住宅用IPアドレスとオーディオアプリを詐称することに始まり、偽のSSAIサーバーを立ち上げて音声広告のリクエストを偽る。
DVの独自研究機関「DV Fraud Lab(フラウドラボ)」がこの系統の詐欺スキームを2019年に確認して以来、2000万ドル(約26億円)が広告主から奪われたと推定され、BeatSting単体でも毎月最大100万ドル(約1億3000万円)の損害を与えているという。大型のオーディオプラットフォーム上で偽の音声広告トラフィックを大規模に生成する広告詐欺スキームの発生は初。
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オリジナル記事:オーディオ広告を狙った初の大規模広告インプレッション詐欺スキーム「BeatSting」発見
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