イノーバは、コンテンツマーケティングにおける“壁”に関する調査結果を発表した。BtoB企業のマーケティング担当者105人が回答している。
コンテンツマーケティングとは、単純な広告や商品情報だけでなく、さまざまなコンテンツ(文章、画像、動画、ブログ記事、自社メディア、SNS投稿などによる幅広い情報)を提供することで、顧客を獲得していく手法である。
今後強化したいのは、まず「記事コンテンツ」
まず「勤め先のコンテンツマーケティング施策を進めるにあたり、何らかのハードルを感じたことはあるか」と聞くと、「かなりある」35.2%+「ややある」56.2%で、91.4%が実施前に“壁”の存在を感じていた。
「かなりある」「ややある」と回答した96人に「どのようなハードルを感じたことがあるか」を聞くと、「本当に成果が出るか信用できない」59.4%、「ずっとやり続けられるか不安」39.6%、「コンテンツを作るノウハウがない」37.5%が上位だった。「先発組には勝てないという不安」「戦略や目標が描けない」といった声も多い。
さらに「コンテンツマーケ施策を進める際に、ハードルを越えたきっかけや役立ったこと」を聞くと、「社内の体制構築を改善した」51.0%が過半数でトップ、「運用スキルを習得した」44.8%、「専門業者に外注した」34.4%がそれに続いた。外注やツール導入以上に、まず社内体制を見直すことが重要のようだ。
こうして実施したコンテンツマーケティング施策に対して「成果を感じている」としたのは76.2%。具体的には「リードの拡大」「新規顧客の獲得」「潜在層の掘り起こし」といった意見があがった。
「今後の取り組み」については「強化する」19.0%、「やや強化する」47.6%、「現状維持」21.0%と、拡大傾向が目立つ。具体的に「2023年度以降に実施したいコンテンツマーケティングの手法」では「記事コンテンツ」48.6%、「動画コンテンツ」39.0%、「ホワイトペーパー」39.0%が票を集めた。
調査概要
- 【調査対象】BtoB企業のマーケティング担当者
- 【調査方法】IDEATECH「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 【調査時期】2023年3月29日~31日
- 【有効回答数】105名
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オリジナル記事:コンテンツマーケ実施企業の9割以上が「実施前に壁があった」、突破のきっかけは?【イノーバ調べ】
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