CRM(顧客関係管理)ツールの米国セールスフォースは、世界初をうたうCRMのための生成AI(人工知能)テクノロジー「Einstein GPT」を3月7日(現地時間)発表し、日本語抄訳を3月9日公表した。独自のAIモデルに米国OpenAIのチャットボット(自動応答システム)の「ChatGPT」を統合して、顧客がすぐに利用できる生成AI機能を提供する。
Einstein GPTは、複数のパートナーの生成AIを組み合わせて「Salesforce Data Cloud」のリアルタイムデータと企業の顧客データを一元化する。すぐに使えるOpenAIに結びつけるか、独自の外部AIモデルを選択して直接「Salesforce CRM」内で使用でき、変化する顧客情報と要件にリアルタイムで適応し続けるコンテンツを生成することができる。
例えばEinstein GPTで営業担当者は顧客にあわせてパーソナライズしたEメールを作成したり、カスタマーサービス担当者は顧客の質問への具体的な回答をより迅速に作成したりできる。マーケティング担当者はキャンペーンの反応率を向上させるターゲットを絞ったコンテンツを作成したり、開発者向けにコードを自動生成したりできる。
コミュニケーションツール「Slack(スラック)」で、ChatGPTが使える「ChatGPT app for Slack」も提供する。ChatGPTはエンタープライズグレードで、高度なAI技術とSlackを統合することによって瞬時の会話の要約や、あらゆる話題を学習する調査ツール、メッセージをすばやく下書きする支援機能を提供する。
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オリジナル記事:セールスフォースが生成AI「Einstein GPT」発表、独自のAIとOpenAIの「ChatGPT」統合
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