340社が加盟(2022年10月末現在)する公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、第10回WebグランプリのWeb人部門「Web人賞」の受賞者を発表した。
Web人部門では、「人」にフォーカスした賞として、優れたWeサイト、Webプロモーションにとどまらず、広くデジタルを活用したマーケティング、コミュニケーション等の原動力となった人物にフォーカスをあて、その功績を称えて表彰を行う。
第10回Webグランプリ Web人部門 受賞者一覧
【Web人大賞】
- 平山 高敏 氏(キリンホールディングス株式会社)
一時的なブームやマーケティング手法の一つとして受け止められがちだった「オウンドメディア」でしたが、平山氏は、キリンのオウンドメディア運用を「顧客との長く、持続的なつながり」を生み出すメディアという位置づけとして明確にしたことが、原点回帰でもあり画期的でした。そうした新しい「オウンドメディア」のあり方を平山氏は編集長としてリードされています。現在では多くの企業がキリンのアプローチを参考にしており、業界におけるオウンドメディア運用の道しるべとなる事例を作られたことが評価され、今回の受賞となりました。
【Web人賞】(氏名50音順)
浅沼 尚 氏(デジタル庁)
浅沼氏は、デジタル庁のチーフデザインオフィサー、デジタル監としてこれからのデジタル社会に対応した行政サービスの立ち上げ、官民一体の組織形成についてリーダーシップを発揮し、推進に尽力されました。「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」など、これまでの公共サービスにはなかったスピード感で新サービスを立ち上げたり、ガバメントクラウドの整備を推進したりと、着実な成果を上げたことが評価され、今回の受賞となりました。
井登 友一 氏(株式会社インフォバーン)
井登氏は、永年にわたり人間中心デザイン、サービスデザインの知見を生かし、事業開発やマーケティングにおいて活用し、業界をリードしてきました。最近では、人間中心設計推進機構の副理事長として、UX分野の教育などにも尽力されています。その実績と現在も続く取り組みについて、今回の受賞となりました。
香川 晴代 氏(Index Exchange Japan株式会社)
香川氏は、パブリッシャーとブランドをつなぐデジタル広告の健全化、正常化に尽力し、その重要性を伝える啓発活動に努められてきました。
市場が健全にならなければ、優良なコンテンツを生み出すパブリッシャーも信頼されにくく、不利な状況に置かれてしまう現状を改善するために、業界のあるべき姿の啓発に尽力されていることは、業界にも社会にも貢献していることが評価され、今回の受賞となりました。
高橋 真知 氏(株式会社Stroly)
高橋氏は、イラストマップを位置情報と紐付けてデジタル化するという高度な技術を駆使し、クリエーターが自由にデジタルイラストマップを作成できるプラットフォームの基盤を作られました。イラストマップでユーザーを地域とつなぎ、地域にとっての新しいマーケティングの機会を作り、地方創生及び海外に対しての日本の評判形成に貢献されていることが評価され、今回の受賞となりました。
Web人賞選考委員会 選考委員
- 今田 素子 氏 2013年Web人賞受賞
(株式会社メディアジーン代表取締役CEO) - 徳力 基彦 氏 2007年Web人賞受賞
(noteプロデューサー/ブロガー) - 長谷川 敦士 氏 2012年Web人賞受賞
(株式会社コンセント 代表取締役社長) - 平田 大治 氏 2004年Web人賞受賞
(シックス・アパート株式会社 取締役CTO) - 安田 英久 2010年Web人賞受賞
(株式会社インプレス Web担当者Forum編集統括)
Webグランプリ プロジェクト運営メンバー
- Webグランプリプロジェクトリーダー
新井 隆之 氏(岩崎電気株式会社、デジタルマーケティング研究機構 幹事) - Webグランプリプロジェクト プロジェクトメンバー
西田 健 氏(キヤノンマーケティングジャパン株式会社、デジタルマーケティング研究機構 副代表幹事)
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オリジナル記事:デジタルマーケティング研究機構、「Web人賞」はキリン平山高敏氏(大賞)、デジタル庁浅沼尚氏らが受賞【第10回Webグランプリ】
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