ピラーページ・ロングテール・UGC。AI時代のSEO 6つのアドバイス(後編) | Moz – SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

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yu-ta(ゆーた)26歳、会社員 PC.スマホ周辺機器やスマート家電など ガジェットを使って スマートな生活を送っています。 このサイトでは管理人おすすめの 最新の便利ガジェット情報や お得に買えるセール情報を中心に 発信しております。
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この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、Mozの見解を反映しているとは限らない。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。後編となる今回は、前回に引き続き、「AI vs. 検索エンジン」「SERPにおけるAI」「検索エンジンとしてのAIツール」についてSEOのアドバイスを紹介する。

まず前編を読んでおく

2024年のSEOに役立つ6つのアドバイス  AIが普及していく状況でSEOをうまく進めるには?   ●AIコンテンツの最適化  誰でも大量に公開できる 誰もが大量に更新できる コンテンツの大量生産と差別化のバランスを取る  ●AIの力を借りた競争  競合コンテンツがより大きく変動 新しい競合相手の登場 話題のトピックを扱って競合をはねのける  ●サイボーグコンテンツ最強  UGCとAIを組み合わせたコンテンツが検索上位に コミュニティがコンテンツの作成にも配信にも役割を果たす E-E-A-Tは、人間主導型AIコンテンツの設計図になる   ●AI vs. 検索エンジン  コンテンツの種類別のインデックス ドメインエイジの重要性が高まる ピラーページを戦略的に使うことが極めて重要に   ●SERPにおけるAI  一貫したユーザージャーニーが不可欠 ブランドの「エンティティ」がビジビリティに影響 ロングテールのクエリに注力  ●検索エンジンとしてのAIツール  ユーザーはより会話に近い方法で検索 ユーザーはサイト上にUGCを期待 プラットフォーム化は新たな価値を生み出す機会をもたらす
(再掲)

AI vs. 検索エンジン

 ●AI vs. 検索エンジン コンテンツの種類別のインデックス ドメインエイジの重要性が高まる ピラーページを戦略的に使うことが極めて重要に

この時代に検索自体がどう変化していくのか、それにどう対応できるかを考える必要もある。

AIコンテンツや大量のコンテンツにより、2024年には多くの新規コンテンツが公開されることになる。つまり、検索エンジンはそうした大量のコンテンツを処理して選別しなければいけない。グーグルは、このコンテンツの大きな波を乗り切ろうと最善を尽くしている(他の多くの検索エンジンもそうだが)。

グーグルが進めようとしている方法の1つが、コンテンツの種類別のインデックス処理だ。Google Search Consoleを見ると多くのコンテンツがあることに気づくだろうが、現在はフィードで管理されている。たとえば製品フィードがあり、ブログはRSSフィードがあり、求人情報もさまざまなフィードで管理されている。そうした種類は増え続けている。コンテンツ内動画も、現在は特定の方法でインデックス化されている。

グーグルは、君のコンテンツを種類別に整理するのを手伝ってもらおうとしているのだ。検索エンジンが他のすべてのコンテンツの中から特定の種類のコンテンツを見つけやすくするには、コンテンツをどのように整理できるかを考えてみよう。

この時代には、ドメインエイジの重要性もわずかながら高まると思う。被リンクやパートナーシップなどを構築する場合は、ドメインエイジを考慮する必要がある。そうすることで君のページが、過去にインデックスされて検索結果に表示されたページと関連付けられること増え、スムーズにインデックスしてもらいやすくなる可能性が高まるからだ。

その結果、自分のドメイン名について考えるとき、本当に重要なのは柱となるピラーページを考慮することだ。

ピラーページは、あるトピックに関するコンテンツがサイト内に複数ある場合に、トピックの総合的な情報をまとめて情報の中心とするページのこと。ピラーページからサイト内の同じトピックの各ページにリンクし、また各ページからもピラーページにリンクを戻すことで、トピックのコンテンツ群(トピッククラスタ)の「柱」「軸」「中心」となるようにする。「ハブページ」とも呼ぶ。

たとえば、次のような状況を考えて見てほしい:

サイト内にコンテンツが多すぎるために、グーグルはすべてをインデックス化しようとしているが、インデックス化されていないページがけっこうある。

こういう状況にあるなら、ピラーページを作り、ピラーページが確実にインデックス化されるようにしたうえで、他のすべてのコンテンツをきれいで整然とした、体系的な形で整理できるようにしよう。

そうすることで、顧客にとって大きな価値が得られるだけでなく、インデックスが変わりつつある現状とのバランスを取ることもできる。

SERPにおけるAI

 ●SERPにおけるAI 一貫したユーザージャーニーが不可欠 ブランドの「エンティティ」がビジビリティに影響 ロングテールのクエリに注力

2024年には、SERPにおけるAIも進化する。

  • グーグルのSGE(生成AIによる検索体験)
  • Gemini(旧称Bard)
  • マイクロソフトの新しいBing

など、2023年からさまざまなサービスが登場しているが、グーグルは今後もさらなる取り組みを発表していくと思う(最近もGeminiやSERPに導入する機能を発表した)。

人びとが検索のなかでSERPをどう使うかは今後、ユーザージャーニー的なものになっていくだろう。つまり、ユーザーは1回検索してSERPの項目をクリックするのではなく、GeminiやSGEのようなものに質問をし、それに対して追加の質問をし、それに対してまたさらに質問をする、というように続くことになる。

したがって、一貫したユーザージャーニーがあれば、その中で特定のクエリに対するジャーニーの一環として表示される可能性が高くなる。

これに伴い、ブランドエンティティもビジビリティに影響すると思う。君のブランドやブランドに関連するエンティティについてグーグルやLLMがどう理解しているかによって、今後、君のブランドや製品、取り組みがこれらの会話型SERPで表示される可能性が高くなるだろう。

そのため、こうした会話の分野やユーザージャーニーのことを考えると、今後は自分のブランドに関連するロングテールのクエリに注力する価値がある。

検索エンジンとしてのAIツール

 ●検索エンジンとしてのAIツール ユーザーはより会話に近い方法で検索 ユーザーはサイト上にUGCを期待 プラットフォーム化は新たな価値を生み出す機会をもたらす

もう1つ考える価値があることとして、ユーザーは検索を利用する機会が増えるだろうということがある。ただしその検索は、今までのような検索だけでなく、AIツールを検索エンジンとして利用するようになっている。「ChatGPT」、特に「GPT-4」のプラットフォーム化が進み、カスタムGPTやその他の類似ツールを目にするようになってきた。

これは実質的に、情報検索の方法に関するユーザーの考え方を変えることになる。ユーザーはより会話に近い方法で、次のように検索できる:

これこれこういう状況について、どうなっているかわからないのだが、自分は一体どうすればいいのか。

会話できる機会が増え、SERPでも会話できる機会が増えると期待するだろう。ロングテールのクエリなどについて考えるときは、このことを考慮しよう。

それと並行して、ユーザーはUGCを期待するようになるだろう。先ほどサイボーグコンテンツに触れたが、ユーザーはコンテンツをいくつか眺めて、次のように考えるだろう:

このコンテンツは、おそらくAIが生成した洗練されたコンテンツで、自分の疑問を解決してくれるかもしれない。

こちらのコンテンツは、どちらかと言えばユーザー生成コンテンツに近い。

具体的にユーザーがホテルを検索するときのシーンを想定すると、次のようなものだ:

ホテル側が掲載しているステキな写真を見て、「そうか、これがプールも含めてホテル側が打ち出している雰囲気なのだな」と思う。

それからユーザーが投稿した実際の写真を見る。ユーザーの写真は先ほどの写真ほど輝いて見えないかもしれないが、それでも両者の間でバランスを見出すことはできる。

したがって、AIツールを検索エンジンとして使うようになるにつれ、ユーザーはサイト上にユーザー生成コンテンツがあるのを期待するようになるということだと思う。AIから得た情報を検証するし、両者のバランスで実際のイメージを見出すためにUGCを使うのだ。

プラットフォーム化は、そうした分野で価値を解き放つ新たな機会をもたらすだけでなく、君自身のコンテンツのコーパスからも価値を解き放つ機会をもたらすだろう。

たとえば、レガシーコンテンツが大量にあって、未だにPDFなどのままで残っている企業は多い。ここに挙げたLLMやカスタムGPTなどを使うことで、そうしたコンテンツを解放し、AIツールを検索エンジンとして使っている人たちにとってより利用しやすいコンテンツにできるかもしれない。

◇◇◇

2024年は素晴らしい年になると思うし、みんなの成功を願っている。

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