フィッシング対策協議会は、2023年2月に寄せられたフィッシング報告件数(海外含む)の集計結果を発表した。同協議会では、事業者などに寄せられた問い合わせ情報をリアルタイムに集約し、共有データベース化している。
定番詐欺がまだまだ蔓延
2023年2月のフィッシング報告件数(海外含む)は、前月38,269件より大幅に増加し59,044件となった。ここ数か月減少が続いていたが、ほぼ半年ぶりに増加を見せた。
フィッシングサイトとして使われたURLの件数(重複なし)は9,994件で、絶対数は多くないがわずかに増加している。
2023年2月に悪用されたブランド件数(海外含む)は、前月より13件増加し89件だった。Amazonを騙る詐欺は大幅に減少し、報告数全体の約28.0%にとどまった。以下、イオンカード、ヤマト運輸、ソニー銀行、セゾンカード、ETC利用照会サービス、えきねっとといったブランドを詐称する詐欺が続く。また報告数は多くないものの、通信事業者を騙るフィッシングも根強く見つかっているという。
SMSから誘導されるフィッシング(スミッシング)については、宅配便関連の不在通知を装う文面からAppleの偽サイトへ誘導するもの、関税局を騙るものが報告されている。
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オリジナル記事:フィッシング詐欺の報告件数が2月に入って大幅増、1月の3万8千件から約6万件に【フィッシング対策協調べ】
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