Webサイトの制作・運営に関する悩みはつきない。例えば、「低予算でもかっこいいデザインにしたい」「仕事が多くてサイト運用にリソースが割けない」「アクセスが集中した時にサイトが落ちないか心配」などWebマーケターや情報システム担当者、Web制作会社が抱える悩みはさまざまだ。
そんな「Webサイトの“あるある”な悩みのほとんどは、CMSの機能を上手に活用することで解決できます!」と語るのは、SaaS型CMS「MovableType.net」の製品企画を担当するシックス・アパートの早瀬将一氏だ。
Web制作会社出身で自ら100近くのWeb制作に携わり、今も個人でいくつものサイト運用・制作を請け負う“Webサイトの達人”早瀬氏に、Webサイト運用・制作“あるある”な8つのお悩みをCMSで解決する方法を聞いてみた!
- 低予算だけど、かっこいいサイトが作りたい!
- 安価なサービスは、サポートやセキュリティが不安……
- HTMLを書く編集作業が面倒。効率化したい
- 更新や差し替えのために深夜作業や休日出勤をしたくない!
- 自社キャンペーンがバズった! ――なのにサイトが激重!
- 使用しているソフトウェアのアップデートが煩雑で大変
- 管理者権限のアカウントをチーム全員で共用……いつか事故りそう
- 他社から引き継いだサイトが大量のプラグインでカオス状態!?
お悩み その① 低予算だけど、かっこいいサイトが作りたい!
予算があまりないけど、オリジナリティのあるカッコいいサイトを作りたい!
MovableType.netなら、月額2,100円~と安価ながら、HTMLレベルで自由にカスタムできるため、カッコいいサイトを手軽に作ることができます!
早瀬 “誰でも手軽にWebサイトを作れる”といううたい文句のWeb構築サービスは多いですが、安価で手軽なサービスは、決められたテンプレートから選ぶ自由度の低いものが多く、HTMLも自由に触れず、似たりよったりのデザインになりがちです。
スピーディにWebサイトを立ち上げられるメリットは担保しながら、オリジナリティのあるカッコいいデザインにしたいなら、ベースとなるテーマを選べて、そのテンプレートを柔軟にカスタムできるCMSがオススメです!
MovableType.netは、サイトの骨組みにしやすいデザインテーマをいろいろと用意していますが、テーマの中身の各テンプレートも自由にカスタマイズすることができます。HTMLやCSS、JavaScriptなどの変更に制限はありません。また、独自の入力欄を作成できるカスタムフィールドの機能があるのも、SaaS型ではあまり無いのではないかと思います。
さらに、要素ごとのブロックを追加しながら編集できる「ブロックエディタ」機能を新たに搭載し、さまざまな要素を含んだ見映えの良いコンテンツをページに組み込むことも簡単にできるようになりました。満足いくまで「かっこいいデザイン」にできますよ!
お悩み その② 安価なサービスは、サポートやセキュリティが不安……
コストを抑えるためにオープンソース型CMSを採用しようと思うけど、外部のサポートがないのは不安だな。セキュリティも気になる……。
MovableType.netは初期費用が不要でコストパフォーマンスがよく、SaaSなのでセキュリティ対策も自分でやる必要がありません。テクニカルサポートも付いています。
早瀬 オープンソースのアプリケーションを無料で利用するということは、ベンダーのサポートを受けないで、構築から保守まで自分たちで対応するということです。また、セキュリティのケアも自分で行うことになるので、例えば脆弱性に関する情報も自分たちで収集して対策を行うなど、自己責任での対応が重要になります。もちろん構築・保守をWeb制作会社などに依頼することは可能ですが、CMSをしっかり理解し対応してくれる制作会社ばかりではなく、できたとしても費用はかかります。
一方で、MovableType.netはSaaS型CMSのため、インフラもネットワークもすべてシックス・アパート側で監視・運用して、脆弱性対応を含めたセキュリティ対策をしているので、ユーザー側ではそういったシステムの管理を気にせずに使っていただけます。開発やサポートもすべて日本で行っていますので、日本語で問い合わせ可能です。ライトプランの年払いコースなら月額2,100円~ですが、これにCMSのライセンス、サーバー、保守、サポート費用もすべて含まれているので、かなりお得だと思います。
お悩み その③ HTMLを書く編集作業が面倒。効率化したい
CMSといっても、記事の投稿時にHTMLを書く必要があって編集作業がけっこう大変! コンテンツの企画・制作に集中したいのに~。
ノーコード、ローコードで自由度も高く、簡単に編集できる「ブロックエディタ」が強い味方になりますよ。
早瀬 一般的にCMSでコンテンツを作成する方法には、Word感覚で簡単に記事を生成できるけど自由度が低い「リッチテキストエディタ」と、柔軟にコードで調整できるけどスキルと手間が必要とされる「HTMLエディタ」があります。その中間に位置づけられるのが、要素ごとのブロックを追加・編集できる「ブロックエディタ」機能です。
あらかじめ「テキスト」「画像」「ファイル」「罫線」「テーブル」「マルチカラム」など、よく使われるブロックが用意されており、HTMLを知らない人でも自分がほしいブロックを積み重ねて、その中にコンテンツを配置していけば比較的簡単に見栄えのよいコンテンツを作ることができます。HTMLを毎回書いたりコピー&ペーストしたりするのに比べると、記事の制作・更新スピードが段違いですよ。
実際に、私がお手伝いしている地元の小学校のPTAや社会福祉協議会のサイトでは、現場のご両親や保育士さん、事務員さんがブロックエディタを使って、積極的にコンテンツを更新しています。
MovableType.netのブロックエディタ操作画面は、感覚的に操作できるのが大きな魅力なんです。例えば、Q&Aなどで質問と回答を“吹き出し”で表現したい場合、HTMLでひとつひとつ書くのは手間ですが、事前に「質問」や「回答」のブロックを作成してそれぞれに必要な要素とデザイン(CSS)を設定しておけば、ブロックエディタでそれらを配置して中身の画像や文章を入れるだけで作成することができます。
このように、標準で用意されたブロック以外に、独自のブロックを作成、カスタマイズできる「カスタムブロック」も追加できるのがポイントです。吹き出しの例以外にも、「価格表示や製品ページに遷移する際のブロック」「PDFファイルを挿入してその1枚目を画像化して表示し、そのファイルにリンクさせるブロック」など、用途に応じたブロックをあらかじめ用意しておくと、コンテンツ編集のしやすさが飛躍的に向上しますよ。
カスタムブロックは腕に自信のある方は自分で作ることができますが、制作会社に作成を依頼するのがよいかと思います。また、MovableType.netの活用ブログから、ブロックをダウンロードして読み込んで使うこともできます。
お悩み その④ 更新や差し替えのために深夜作業や休日出勤をしたくない!
キャンペーンサイトや会社概要を深夜0時や休日に更新しなきゃならないんだけど、深夜作業や休日出勤をするしかないの?(泣)
予約更新機能を使いましょう!
記事公開だけでなく、公開中のページの更新も時間指定で可能です。「ステージング」機能を使えばサイトリニューアルまで対応できます。
早瀬 記事を時間指定して公開する機能は多くのCMSに用意されているんですが、すでに公開中のページの変更となると、意外と予約更新に対応していないサービスも多いという落とし穴があります。その結果、夜中の0時に手動で差し替えたり、休日に対応したり……たまにならば耐えられても、頻繁だとツライものがありますよね。
でも、MovableType.netなら、「差し替え予約機能」で公開中のページの差し替え版をあらかじめ作成しておき、日時を指定して差し替えられますし、連動して変わる箇所があっても同時にタイムラグなく差し替えることができます。ちなみに、新規公開時も差し替え予約時も、公開前に「共有プレビュー」機能を使って他の人に事前確認してもらうことも可能です。
そして、特におすすめしたいのが「ステージング機能」です。例えば、サイトデザインをリニューアルする場合など、ページのテンプレートを修正したり、別のものに置き換えたりするときは、開発用の環境を別に用意して、テストページを作成して検証し、スケジュールを調整したうえで更新を行うなど、大がかりな作業になりがちです。それがMovableType.netなら、ステージング機能でサイトを複製し、公開サイトに影響なく変更作業や確認を行うことができるんです。更新の反映も時間指定で予約できるので、コストも手間も少なく、楽にリニューアルすることが可能になります。
ステージング環境というとおおげさなイメージを持たれるかもしれませんが、MovableType.netのステージング機能は簡単に使えますので、トップページだけ、あるいは特定のテンプレートだけ変更したい、などカジュアルな場面でも活用できます。
お悩み その⑤ やった! 自社キャンペーンがバズった! ――なのにサイトが激重!
自社のキャンペーンがバズって話題になったのに、サイトにアクセスが殺到してサイトが激重、せっかくのビジネスチャンスが台無しだよ……。管理画面も真っ白で入れない!
こんな事態どうやって避ければいいの~?
MovableType.netは多くのお客様に利用いただいていて、高負荷にもしっかり対応、サイトが重くなったり落ちたりする心配はありません。
早瀬 新製品発表とか、大規模キャンペーンとか、会社の上場日とか、ハレの日ほどサイトにアクセスが殺到して重くなっちゃうの、悲しいですよね……。防ぐにはあらかじめサーバーやネットワークの増強や冗長化などの対策を取っておく必要がありますが、SNSでバズったりテレビで取り上げられたりといった突発的なアクセスアップの予測は難しいし、コストもかさみます。
けれどSaaS型CMSのMovableType.netなら、インフラにAWSを採用して24時間シックス・アパートが監視していますし、急激な高負荷を検知したときには素早くオートスケールしますから、サイトが落ちたり固まったりする心配はありません。アドバンスプランからの機能になりますが、アクセス集中が予測される場合には事前にCDN(Content Delivery Network)設定も可能です。
サーバーを自社で運用していて監視が充分でなかったら、プラグインが遅延やダウンの原因になっているのに気づかなかったり、サイトダウン時に管理画面も同じサーバーにあるので開けず対処のしようがなかったりということもままありますが、MovableType.netならそういったこともありません。
2015年のサービススタートから、大きな障害は一度もなく、大手フィンテック企業のテレビCMが打たれる規模のキャンペーンサイトなどでも実績がありますので、安心してご利用ください!
お悩み その⑥ 使用しているソフトウェアのアップデートが煩雑で大変
Web制作会社で複数のクライアントを担当していますが、CMSやソフトウェアのアップデートを受け持っているすべての環境に適用するのが地味に負担です……。
つい後回しにしたくなるのですが、セキュリティに影響がでてしまうのも怖いです。
MovableType.net ならアップデートはすべてサービス提供者側におまかせ! 常に最新の環境に保てますよ。
早瀬 ああ~、これはサイト運営者なら必ず出会う悩みですね。私もWeb制作会社で多数のクライアントサイトを管理していた時は、アップデート作業に忙殺されることがありました。サポート費用などを受け取っていればまだ納得感はありますが、ついでの作業とされると後回しにしたくもなりますよね(苦笑)。
脆弱性対策などセキュリティ対策を含むアップデートには優先して対応しなければなりませんが、アップデート作業中はサイトの更新ができなくなることもあり、通常の業務時間外に対応を求められることもあります。泣く泣く夜中の作業を強いられたことがある方も多いでしょう。
でも、MovableType.netなら、アップデートはすべてシックス・アパート側で行うので、サイト運営者のお手を煩わせることはありません。意識せず、知らない間に最新の環境になっているので、業務が寸断されることもなく、快適にサイト運営に集中できますよ!
お悩み その⑦ 管理者権限のアカウント1つをチーム全員で共用……いつか事故りそう!
サイト制作時にもらった管理者アカウントを数名で使っています。いつか事故りそうで怖いけど……。
アカウントの共用は危険!
利用者ごとにアカウントを分けて、権限設定できるCMSを使いましょう。
早瀬 小規模なサイトだとアカウントを共有して運用していらっしゃるところはありますけど、早々にユーザー別にアカウントが作れるCMSに切り替えていただきたいですね。細かく権限設定しておかないと、何かあった際に原因や責任の究明ができなくなってしまいます。アルバイトの人が記事をうっかりすべて消してしまったり、管理者以外がテンプレートを変更してしまったりなど、重大な事故にもつながりかねません。
MovableType.netは、アカウントそれぞれに対して細かく権限を割り振ることができます。各ロールの権限は次のような形で用意されています。
- オーナー:支払い権限を持ちWebサイトすべてを管理
- サイト管理者:Webサイトすべてを管理
- ブログ管理者:設定やテンプレート、記事・Webページを管理
- コンテンツ管理者:Webページ・記事、フォルダ・カテゴリの管理・公開が可能
- 編集者:記事、カテゴリの管理・公開が可能
- ライター:自分の記事のみ管理・公開可能
- ゲストライター:下書きで記事を保存可能(公開は編集者などが行う)
- 参加者:記事などの更新は行わないが、フォームの受付データなど特定の場所のみアクセスできる
誰がどんな作業をしたか、記事やWebページの変更履歴を記録して比較する機能もあるので、複数名での管理も行いやすくなりますよ。
ちなみに、アカウントと権限はあらかじめ設定しますが、それ以外にも「ワークフロー機能」で、個別記事ごとにレビュアーなど公開権限をコントロールすることもできます。また、「共有プレビュー機能」はURLを知っている人が未公開記事を閲覧できる機能ですが、パスワードを発行して秘匿性を高めることもできます。柔軟度の高い運用が可能ですよ~。
お悩み その⑧ 他社から引き継いだサイトが大量のプラグインでカオス状態!?
他社が手掛けたWebサイトを引き継いだら、サポートが終了したプラグインや、実際に使っているのかすら謎なプラグインがいっぱい! わけがわからない!
プラグインの管理は大変ですよね。
SaaS型CMSのMovableType.netなら、通常ならプラグインで入れるような機能が標準搭載されているので、プラグインが必要ありません。
早瀬 これはオープンソース系CMSで作ったサイトを引き継いだ制作会社さんからよく聞くお悩みですね。「CMSをバージョンアップしたいのにプラグインが対応していなくてできない」「対応していないのに気が付かず、バージョンアップしてページが真っ白になってしまった」、そんな恐ろしい事態もたびたびあるようです。
プラグインはさまざまな機能が追加できるメリットがありますが、管理が大変でプラグイン由来のトラブルも少なくありません。その点、SaaS型のMovableType.netはそもそもプラグインが入れられないため、それに振り回されることはありません。その分、通常はプラグインで入れることが多い「共有プレビュー」「フォーム」「差し替え」「ワーフクロー」などの機能は標準で入っています。ほかにも便利な機能をいろいろと搭載していて、最近だと記事に貼り付ける画像を軽量な画像フォーマット「WebP」に自動変換して、ファイルサイズを削減する機能なんかも追加されたんですよ。
プラグインを入れなくてもMovableType.netの機能が充実しているのは、ユーザーの皆様からの要望には積極的に対応する主義だからです。例えば、フォームの条件分岐や記事アーカイブの年度表示、日付の和暦表示などは、利用者の方からの要望に対応したものです。なかにはご要望から2週間後には反映されたものもありますよ(笑)。「こんな機能が欲しいな」と思ったらまずは要望を出してみてください!
今回は、Web制作および運用における“あるある”な悩みを、CMSを使ってどう解決するか、シックス・アパートの早瀬さんに聞いてみた。
早瀬さんが紹介していたSaaS型CMS「MovableType.net」は、シリーズ全体で国内5万サイト以上の導入実績を持つ実力派のCMS「Movable Type」のSaaS版。多彩な機能と使い勝手の良さ、安定した運用環境を備えながら、ライトプランなら月額2,100円~というコストパフォーマンスが大きな魅力だ。
- コストを抑えながら、オリジナリティのあるサイトを作りたい
- 効率的にコンテンツ制作・運用を行いたい
- 管理の手間やコストを省いて、Web施策に注力したい
そんな方は、シックス・アパートのSaaS型CMS「MovableType.net」を検討してみてはいかがだろうか。
- シックス・アパート「MovableType.net」
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業Webサイトとマーケティングの実践情報サイト - SEO・アクセス解析・SNS・UX・CMSなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:プロが教える! よく聞くWeb運用・制作のお悩み8つをCMSで解決
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