MM総研は、2023年8月時点のポイント/決済サービスの携帯キャリア別利用状況に関する調査を実施した。15~79歳の男女50,259人を対象に、契約先の携帯キャリアが提供する各種サービスのクロスユース率※を調べている。
クロスユース率は「楽天」が圧倒、「ドコモ」も追い上げ
調査によると、ポイントサービス・クレジットカード・ECサイトの3領域におけるクロスユース率は「楽天モバイル」が前回調査(2021年8月時点)に引き続きトップに。特にポイントサービスの利用率は73.1%と高く、2位のドコモと30ポイント以上の差をつけた。
ポイントサービスのクロスユース率を経年で見ると、ドコモユーザーによる「dポイント」が前回調査から8.0ポイント増で40.4%まで伸長。2019年から順調に利用率を伸ばしている。
QRコード決済のクロスユース率では、ソフトバンクユーザーによる「PayPay」が55.3%で首位を維持。前回から最も高い伸びを示したのはドコモの「d払い」で、11.9ポイント増加した。
クレジットカードのクロスユース率では、楽天モバイルユーザーによる「楽天カード」が65.8%で前回に引き続き1位。伸び率としては、楽天モバイルの2.8ポイント増に対し、2位のドコモは6.6ポイント増と、追い上げが鮮明となっている。
ECサイトのクロスユース率においても、「楽天市場」が58.7%で安定の1位。ついでソフトバンクユーザーによる「Yahoo! ショッピング」が23.6%と続いた。
調査概要
- 【調査対象】15~79歳の男女
- 【回答件数】5万259人
- 【備考】回答件数のうち、現在4キャリアを個人利用かつメインで利用している回答者を対象に分析。ドコモ35.3%(1万7720人)、au 19.0%(9543人)、ソフトバンク 11.8%(5805人)、楽天モバイル 7.7%(3881人)。
- 【調査方法】Webアンケート
- 【調査期間】2023年8月10~15日
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オリジナル記事:ポイント・決済サービスの利用率、首位の「楽天」を「ドコモ」が猛追。4大キャリア経済圏の競争が激化?【MM総研調べ】
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