ヤフーは、データマネジメント事業のトレジャーデータと連携して、ヤフーのデータを利活用した新たなデータクリーンルーム「Yahoo! Data Xross(ヤフー・データ・クロス)」を4月17日から提供を始めた、と同日発表した。より深い顧客インサイト(洞察)の抽出やレポートの作成、分析結果による有効な広告配信の実施が可能で、これまで困難だった実購買データやオフラインコンバージョンへの広告貢献の可視化ができる。
トレジャーデータが国内外450社以上に提供する顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」内に格納されたデジタル広告やメール配信、アプリプッシュ通知の履歴など企業が保有する顧客データを、プライバシー保護を最重視した安全な環境で取り扱い、ヤフーが保有する購買意向や興味関心などのデータを用いて分析できる。LINEなどのZホールディングスグループ企業の保有するデータとの連携も、将来的な構想として検討する。
従来の閲覧履歴で訪問者を識別・保存するクッキーベースではなく、顧客IDをベースに得られる統計的な顧客インサイトの抽出や広告効果の計測ができる。分析結果は統計データとして扱われるため、個人を特定することなく閲覧できる。マーケティング部門の担当者自身で分析や検証をすることでより深い顧客分析や顧客理解を進められ、継続的かつ効果的な広告配信や計測、分析を行うことが可能になる。
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オリジナル記事:ヤフーがトレジャーデータと連係しデータクリーンルーム「Yahoo! Data Xross」を提供
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