CORNER(コーナー)は、「リファラル転職のミスマッチ度実態」に関する調査結果を発表した。正社員として働く20代~50代309人が回答している。
「リファラル」は、所属社員が外部の人間を紹介する形の人事採用。いわゆる「縁故採用」では血縁などが重視されがちだが、リファラルでは会社の業務・環境、求められる能力などが重視される。不特定多数に応募をかけるより、自社に合うであろう人材を所属社員がスカウトすることで、ミスマッチを防げると考えられている。
入社前に想定していなかった職場の魅力も多い
まず「リファラルで企業を紹介された際、リファラルする側から企業の懸念を聞いていたか」と聞くと、「聞いていた」35.7%、「聞いていない」38.5%、「覚えていない」25.8%と分かれた。リファラルする側が懸念点を十分に共有していないケースも多いようだ。
「入社後に“ポジティブ”なミスマッチを感じたことがあったか?」を普通の転職者とリファラル転職者で比較すると、「かなりあった+少しあった+あった」の合計が、普通の転職者は41.7%なのに対しリファラル転職者は56.3%とより高かった。
「ポジティブなミスマッチを感じた理由」では、「人間関係が良い」36.0%、「給与・待遇・福利厚生が良かった」33.7%の割合が特に多い。
一方「ネガティブなミスマッチを感じた理由」では、「思っていたよりもキャリアアップの機会がない」36.7%、「人間関係が良くない」34.4%、 「聞いていた話と違った就業環境」32.2%が上位だった。キャリア形成のビジョンを示すとともに、職場環境を風通し良くし、それらを伝えることがミスマッチを避けるのに重要だろう。
調査概要
- 【調査対象】20代~50代の正社員として働く人
- 【調査方法】2024年7月25日~26日
- 【調査時期】Webアンケート調査
- 【有効回答数】事前調査:10,000件 / 本調査:309件
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オリジナル記事:リファラル転職の落とし穴? ミスマッチを防ぐポイントが判明【CORNER調べ】
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