インターブランドは、グローバルのブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2023」を発表した。本ランキングは、グローバルに事業展開を行うブランドを対象に、ブランド価値を金額に換算して評価するもので、今年で24回目となる。
2023年、ブランド価値総額の成長率は世界的に鈍化?
ランキングでは、Apple(前年比+4%)が11年連続で首位を維持。ブランド価値が5,000億ドルを突破した初めてのブランドとなった。2位はMicrosoft(同+14%)、3位はAmazon(同+1%)と続いた。
2023年の世界Top100ブランドの価値総額は3兆3,000億ドルで、成長率は対前年比5.7%増にとどまり、成長を鈍化させていることが明らかになった。
成長率トップは昨年初ランクインしたAirbnb(46位・前年比+22%)。その他、成長率の高かったブランドとして、Porsche(47位・同+20%)、Hyundai(32位・同+18%)が挙げられた。
業種別で見ると、最も成長したのは自動車ブランドで、前年比9%増と急成長。BMW(10位・同+10%)が初めてトップ10に入った。またラグジュアリーブランドも同6.5%増と躍進し、特にHermès(23位・同+10%)、Dior(76位・同+8%)が伸びていた。
日本関連ではトヨタやソニーなど7ブランドがランクイン
日本ブランドでは、以下の7ブランドがトップ100にランクインした。
- Toyota:6位、645億ドル(前年比+8%)
昨年同様6位となり、20年連続で自動車ブランドの最高位を獲得。 - Honda:27位、244億ドル(同+7%)
中核部品のサプライチェーンをコントロールするとともに、グローバルなEV市場での存在感向上を目指す。 - Sony:36位、191億ドル(同+12%)
エレクトロニクスとエンタテインメントの世界的リーディングカンパニーとして地位を築いている。 - Nissan:63位、127億ドル(+4%)
長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」と事業構造改革計画「Nissan NEXT」を展開。 - Nintendo:71位、105億ドル(同-2%)
2023年5月に発売した『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が大ヒットするも、今年はマイナス成長に。 - Panasonic:90位、67億ドル(同+6%)
2023年5月に発売された新しい「LUMIX S5IIX」カメラがソーシャルメディアユーザーの注目を集めている。 - Canon:100位、60億ドル(同+3%)
国際的なデザイン賞である「iFデザイン賞」を29年連続受賞。国特許取得件数においては、世界企業としては5位、日本企業としては1位を9年連続獲得している。
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オリジナル記事:世界のブランドランキングTOP100、Appleが11年連続で1位。日本からはトヨタやソニーがランクイン【インターブランド調べ】
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