インターブランドは、「Best Global Brands 2022」レポートを発表した。グローバルに事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ価値を金額(USドル)に換算してランキング化している。同調査は2000年からスタートし、今回2022年で23回目。今回調査から、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関するデータも加味している。
企業買収により価値が上昇
今回の調査では、「Apple」が10年連続で第1位を獲得した。ブランド価値4,822億ドルで、前年比18%増となっている。続く2位は「Microsoft」はブランド価値2,783億ドル・前年比32%増で、15年ぶりに浮上した。3位は「Amazon」2,748億ドル・同10%増が続いた。
Microsoftは、Activision Blizzardの買収により、Tencent、Sonyに次ぐ世界第3位のゲーム会社となったことなどが評価された。そのほか、Tesla(12位、480億ドル、32%増)、Chanel(22位、293億ドル、32%増)、Ferrari(75位、94億ドル、31%増)などが大幅上昇したブランドとしてあがっている。
2022年に急成長したブランドは、「ブランド強度スコア(Brand Strength Score)」の3つの要素で、他のブランドを大きく上回る傾向が確認されたという。
- Direction(志向力): ブランドの目指す姿と、それをどのように実現していくかが明確であり、それを実行に導く文化と価値観が定義されているか。
- Agility(俊敏力): 組織としてビジネス機会や課題に対応し、期待を超え続けるため迅速に動くことができるか。
- Participation(共創性): 顧客やパートナーを巻き込み、対話を生み、参加や協働を促すことができているか。
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オリジナル記事:世界的ブランドの価値、10年連続1位のAppleに続き15年ぶりに2位になったブランドは?【インターブランド調べ】
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