NTTドコモ傘下のモバイル社会研究所は、「スマホの所有開始年齢」に関する調査結果を発表した。関東1都6県の小学生・中学生(とその親)500人から回答を得ている。
スマホを持たせる理由は「緊急時の連絡」が最多
スマホを所有している子(499人)に「いつから持ち始めたか」を聞くと、全体平均は「10.6歳」で前年と変わらず。ここ数年低年齢化が進んでいたが、下げ止まりを見せた形だ。またこれまで男子のほうが女子よりやや高かったが、その差も縮まっている。
5歳~15歳ごとに「スマホ所有を開始した年齢」を見ると、最も多いのは「12歳」。中学校入学を1つの区切りに持ち始めるようだ。家族・親族から記念にプレゼントされるケースも多いと思われる。なお「キッズケータイ所有を開始した年齢」は「7歳」が最多で、これも小学校入学前後で持ち始める割合が多い。
スマホを持たせている理由を小学生・中学生の親にそれぞれ聞くと、「小学生からスマホを持たせている理由」では「緊急の連絡のため」が男女いずれでも最多。全体では60%を占める。特に男子は前年から19ポイントも増加し66%に達している。理由2位は「いる場所の把握」で、子どもの安全性を高めるツールとして活用されている。
「中学生からスマホを持たせている理由」もおおむね同傾向だが、男子は「緊急の連絡のため」よりも「子から欲しいと言われた」が多くて1位となっている。「進学または進級」も理由上位だ。なお前年との比較では、男女差がなくなっているのが特徴だという。
調査概要
- 【調査対象】関東1都6県・小学生および中学生とその親
- 【調査方法】訪問留置調査
- 【調査時期】2022年11月
- 【有効回答数】500(性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付)
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オリジナル記事:中学校への入学祝いが定番に? スマホ所有開始年齢「12歳」が最多【ドコモ・モバ研調べ】
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