SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.』は、「Z世代の承認欲求に関する意識調査」を実施した。15~24歳のZ世代を対象に、WEB調査とインタビューを行っている。
Z世代の承認欲求は意外と低い? 自己採点では100点中41点
まず、自分の「承認欲求」を100点満点で採点してもらったところ、平均は41.2点となった。30点以下をつけた人数の割合は38.0%にのぼり、全体的に低い傾向だった。
また、「SNSを通じて『承認欲求』が満たされていると感じることがある」には約6割が「あてはまらない」と回答。「SNSは『自分の居場所』を感じられるツールである」「SNSを通して多くの人からの共感(いいねなど)がほしい」「SNSを通して身近な人に『羨ましい』と思われたい」といった項目についても6~7割が否定的な回答をしていた。
一方で、「SNS上で他人から『承認欲求』が高い人と思われたくない」については合計で57.9%の人が「あてはまる」と回答しており、承認欲求を持つことにマイナスなイメージがあることがわかった。
『承認欲求』を満たしていると感じる他人の行動としては、「自撮りの投稿(公開)(53.3%)」「顔やスタイルを大幅に加工した写真の投稿(36.1%)」「高頻度での投稿(30.9%)」が上位3つとなった。
また、どのように褒められたいかという質問では、「大勢の前よりも、個別で褒められたい」派が62.7%にのぼった。この傾向は、特に承認欲求の点数が30点以下のグループにおいて顕著だった。
調査概要
- 【調査期間】2024年1月
- 【調査方法】外部調査会社のアンケートパネルを使用(SHIBUYA109 lab.調べ GMOリサーチプラットフォーム利用の調査)
- 【調査対象】一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)/男女/15~24歳/高校生・大学生・短大・専門学校生
- 【回答者数】463名(男性228名:女性235名)※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
- 【調査方法】デプスインタビュー
- 【調査対象】高校生~大学生 男子4名、女子4名 合計8名
- 金沢大学融合研究域の金間大介教授及び、ゼミ生(井戸咲希、大内こころ)による協力(インタビュー分析、定量調査設計、定量調査分析など)
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オリジナル記事:承認欲求は悪? Z世代は「SNSで褒められても満たされない」「承認欲求が高いと思われたくない」が多数派【SHIBUYA109 lab.調べ】
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