スタディストは、2022年の新入社員を対象に「育成」に関する調査を行った。18~27歳の男女1,089名が回答している。
新入社員の約8割が「対面での指導や育成を希望」
まず、育成や指導を受ける際に希望するコミュニケーション手段について聞くと、「対面(オフラインで直接)」が76.9%と最も多く、2位以下の「オンラインMTG」「SlackやTeamsなどのチャット」とは50ポイント以上の差がついた。
- 互いに手元を見ながら作業でき、口調等から絶妙なニュアンスが伝わりやすい(銀行・信用金庫)
- 実際やってみて、身ぶり手ぶりで分からないところを伝えることができるから(医療・福祉)
- 顔を見てのコミュニケーションが一番感情が伝わるから安心(製造業)
また、シーンごとに希望するコミュニケーション手段を聞くと、対面を希望するシーンで最も多かったのは「ポジティブなフィードバック」「トラブル発生時」だった。「ネガティブなフィードバック」は「ポジティブなフィードバック」に比べると、対面希望が12ポイント低い結果となった。
研修で教わってよかったのは「社内ルール」「ビジネスマナー」
入社から1年以内に受けた研修について聞くと、「対面の集合研修」が47.5%と最も多く、以下「オンライン研修(リアルタイム参加)」「OJT(1対1の研修)」と続いた。
また、研修で教わってよかったものを聞くと、「社内ルールの理解」「基本的なビジネスマナー」「実際の業務の進め方」が上位3回答となった。
受けた研修が実務の役に立ったかという質問では、合計で70.1%の人が「そう思う」と答えた。
実務での疑問解消に役立つのは「わかりやすい業務マニュアル」
業務上の疑問を解消する際に困ったこととしては、「先輩が忙しくて、声がかけづらい」が最も多く、ついで「教える人によって言っていることが違う」「マニュアルがない/ある場所がわからない」と続いた。
相談先に関する悩みを感じている人に対し、業務上の疑問解消に役立ったものを聞くと、「わかりやすい業務マニュアル」が1位となった。
業務マニュアルは実務の習得に役立つかという質問では、合計で60.1%の人が「そう思う」と回答した。
調査概要
- 【調査手法】インターネット調査(外部調査機関)
- 【調査対象】47都道府県在住かつ、2022年に現在勤め先の企業へ入社した男女(新卒入社/中途入社含む)
- 【調査時期】2023年2月10日~2月13日
- 【有効回収数】1,089サンプル(新卒入社=588、中途入社=501)
※2月24日~27日に同対象者へ「シーン別に希望するコミュニケーション手段」について追加調査を実施/追加調査サンプル数:783
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オリジナル記事:新入社員の約8割が「対面での指導」を希望。最も役立った研修内容は?【スタディスト調べ】
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