リクルートの進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、「高校生の読書実態」に関する調査結果を発表した。読書するシーン、読書に使う月平均額、紙版と電子版の違いへの意識などについて、全国高校生男女686人が回答している。
ニュースやWebコミックをデジタルで消費、紙版と電子版で使い分けの意識あり
まず「読書するか(小説などの活字の本・マンガ・雑誌を含む)」を聞くと、79.0%が「読書をする」と回答。次にリアルな「読書をするシーン」を聞くと、「土日の休みの日」52.9%が最多だった。以下「夜ごはん~寝る前まで」45.0%、「学校の休み時間」24.5%がトップ3。通学時間などの短時間の隙間時間よりも、自由でゆったりした時間に連続して読書するスタイルが主流だ。
「ひと月に本・漫画・雑誌に使う金額」は、平均金額「1,577円」。高校生のお小遣いがおよそ5000円なので、その4分の1以上を費やしている計算になるという。また前年1,410円より167円上昇しているが、これは高校生側の変化よりも、物価上昇が紙媒体に影響したことが要因と思われる。
「現物を買って読みたいもの」と「Webやアプリ(電子版)で読みたいもの」をそれぞれ聞くと、現物を買って読みたいものは「小説系」「単行本・コミックス」「漫画以外の雑誌」が上位だったが、Webやアプリで読みたいものは、「単行本・コミックス」「ニュース・時事問題系」「漫画の週刊誌・月刊誌」が上位と、かなり異なる結果になった。フリーコメントでは「本当に好きな漫画だけ現物」「賞味期限のある情報誌はデジタルにすると管理が楽」「小説などは読み返したりするから」といった声があがっている。
調査概要
- 【調査対象】全国高校生男女の(スタディサプリ編集部の高校生エディター、公式LINE登録者)
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査時期】2023年8月24日~27日
- 【有効回答数】686件(男子203件、女子465件、性別を選択しなかった人18件)
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オリジナル記事:現役高校生の読書実態、本・漫画・雑誌に使う月平均額は「1,577円」。前年から増えた?減った?その理由は?【スタディサプリ調べ】
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