エン・ジャパンは、「残業」に関する調査結果を発表した。総合求人サイト『エン転職』ユーザーである社会人12,940人が回答している。
残業と転職、「正当に賃金が支払われるかどうか」がポイント
まず「転職活動をする上で、残業の有無や平均時間等は、企業選びにどの程度影響しますか?」と聞くと、「とても影響する」49%、「少し影響する」35%で84%が「影響する」と回答。年代別では40代以上に比べ20代・30代で「とても影響する」が高く、男女別では女性のほうが高い。いずれにせよ、正当に賃金が支払われるかどうかがポイントだ。
「ここ数年で、あなたの残業時間は増加傾向ですか?減少傾向ですか?」と聞くと、「変わらない」50%、「増加傾向」26%、「減少傾向」24%と割れた。業界別に見ると、増加傾向は「コンサルティング・士業」36%が最多で、「商社」「サービス(飲食・教育・福祉など)」「マスコミ・広告・デザイン」が同率28%で続いた。減少傾向は「メーカー(機械・電気・電子など)」32%が最多だった。
「残業時間が増加している理由」では「人員が足りないため」75%が最多。「減少している理由」では「残業が制限されたため」42%が最多だった。
最後に、中小企業への猶予措置が終了し、2023年4月から月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が引き上げられたこと(25%→50%)について、「内容も含めてよく知っている」9%、「概要だけ知っている」30%で4割未満にとどまった。ただし引き上げ自体に対しては、8割が肯定的だった。
調査概要
- 【調査対象】『エン転職』を利用するユーザー
- 【調査方法】インターネットによるアンケート
- 【調査時期】2023年2月22日~3月28日
- 【有効回答数】12,940人
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オリジナル記事:社会人1万人の「残業時間」を調査、ここ数年で増加?減少?【エン・ジャパン調べ】
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