突然SNS担当になりました。休眠中のInstagramアカウントはありますが、何から始めればいいですか? | SNS運用の質問教室

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yu-ta(ゆーた)26歳、会社員 PC.スマホ周辺機器やスマート家電など ガジェットを使って スマートな生活を送っています。 このサイトでは管理人おすすめの 最新の便利ガジェット情報や お得に買えるセール情報を中心に 発信しております。
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こんにちは。Webコンサルティングの森和吉です。

SNS運用の質問教室、前回は「フォロワー数が思ったように獲得できません……どうすればいいの?」という悩みにお答えしました。SNSを始めると気になる「フォロワー獲得」。しかし、フォロワーは量より質! SNS運用の際には、フォロワー数で一喜一憂するよりも「目的を再確認したうえで進めましょう」とアドバイスしました。

さて、第2回となる今回は「SNS担当になりました。SNSアカウントはありますが、何から始めればいいですか?」というお悩みに答えていきたいと思います。

「どんな人たちに届けたいか?」を設定するために、自社製品(サービス)の深掘りを

質問代読者

森先生、「Instagramの担当になりました。アカウントはあるものの、いったい何から始めればいいでしょうか?」という質問が届きました。

森先生

わかりました。SNSの担当者にいきなりなった場合、戸惑いますよね。いきなり投稿し始めてしまう方も多いようですが、それはNG。まずは、「本当にInstagramの運用をすべきか」から検討することが必要です。

「本当にInstagramの運用をすべきか」を検討するためには、まずは「自社の製品やサービスをどのユーザーに届けたいか」を確認し、ターゲットを設定したうえで投稿し始めることが大切です。

SNS担当者の多くの方が「勢い」もしくは「既にアカウントがあったから」で運用を始めてしまいがちです。それでは投稿内容に一貫性がなく、ついには投稿が続けられないなどの失敗を引き起こしてしまいます。そうならないために、どんな人たちに情報を届けたいのか、精査してほしいのです。

そのために必要なのが、「自社製品(サービス)の深掘り」です。「強みは何なのか?」「逆にデメリットは何なのか?」などを追求していきます。必要であれば、お客様にアンケートをとってもいいと思います。さらには、どんな年代に受け入れられているのかなどが把握できれば、おのずと「どのSNSを使えばいいか」がわかります。

しかも、この深掘りの過程で得られた情報は投稿のネタにもなります。SNSチーム全体で可能な限り、情報集めをしましょう。

ターゲット層にマッチしたSNSを選ぶこと

ここまで進めて初めて、SNSの媒体選びに入ります。媒体選びで注意したいのは、ユーザー層です。たとえばFacebookは30代以降の使用割合が多いですし、TikTokは圧倒的に10代の使用が多いです。そのため、あなたの会社の商品が10代の若者向けであればTikTokが最適ですし、10代後半~20代向けのサービスであれば、Instagramも候補に入ると思います。

さらにいえば、リサーチの結果、現在のSNS媒体が商品やサービスにマッチしていないとわかれば、そのときは、新たに他のSNSのアカウントをつくることをおすすめします。

商品・サービスのベンチマークと、運用のベンチマークを設定する

質問者様の商品やサービスがどのユーザー層にヒットするのかまではわかりませんが、もう2つ、初めにやるべきことのポイントをお伝えします。

1つは、「商品・サービスのベンチマーク」と「運用のベンチマーク」を設定することです。たとえば、事務用品を取り扱っている会社でSNS運用を始めるとしましょう。やみくもに投稿しても反応は期待できませんので、同じような事務用品を扱っている同業他社の投稿内容から学び、サンプルとなる投稿内容を集めておくのです。

商品・サービスに関してのサンプルとなる同業他社アカウントと、運用に関して(投稿頻度・媒体・投稿内容など)のサンプルとなる他社アカウント(これは同業他社でなくてもかまいません)、この2つを設定しておくと、のちのちグンと投稿がしやすくなるはずです。後者の運用に関しては、ターゲットユーザーがどのような生活を送り、どのような投稿を好むのかを考えてサンプルを選びます。

SNSの特性を把握する

そしてもう1つは、SNSの特性を把握することです。たとえば、質問者様の相談にあったInstagramですが、Instagramは写真や動画ありきの媒体です。また、写真投稿のほかに、「リール」と呼ばれる動画投稿、さらには24時間で消えてしまう「ストーリーズ」など、投稿のバリエーションに富んでいます。そのため、目的に合わせて投稿内容を工夫できます。

一方で、Xのような拡散機能がないため、ハッシュタグなどで「いかに見つけてもらうか」がカギになります。このようにSNSの特性をしっかり把握したうえで運用することが大切です。ただし、SNSの特性はかなり速いスピードで移り変わります。また、その時々で「トレンド」もあります。担当者の方であっても、そういったことまでは情報を集めきれないかもしれません。その際はSNSの専門家などに意見やアドバイスをもらうのも一案です。

森先生からのアドバイス

今回の相談者さんのお悩みは、実はよく相談される事柄の1つです。大切なポイントは、次の4つです。

  1. アカウントを渡されてすぐに、いきなり投稿を始めない
  2. 自社製品・サービスの深掘りを行う
  3. どんなSNS媒体を使用するかを検討する
  4. 各SNSの特性をある程度理解する

この4つは、SNSを始めるうえでのいわば「初期設定」にあたるもの。初期設定失くして、投稿継続なし! と心得て楽しくSNSを活用してください。

参考:「効果が出ない…と数か月でやめてしまう「SNS継続できない病」から抜け出そう

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SNS運用担当者の疑問や悩みを募集しています。応募したい方は以下からお願いします。

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