絶好調のファミリーマートを支えるSNS戦略をCMO足立氏が解説【1週間まとめ】 | 先週のWeb担まとめ記事

今週の担当は四谷です。今回はWeb担の漫画の制作現場をちょっとお見せしたいと思います。

Web担で作っている漫画は2つあるのですが、今回は「デジマはつらいよ」の連載形式の漫画にフォーカスしてお話ししていきます。

●漫画の制作現場

漫画制作に携わるメンバーとしては、大きく「漫画制作の編集プロダクション（編プロ）」と「Web担編集部」で作っています。それ以外に、漫画の原作者や取材相手が入ったりします。

〇編プロの役割

編プロがどんなことをしているか、というと漫画作りの専門家としてのアドバイスをしつつ、漫画家さんの調整、漫画の構成作家の調整、全体の進行管理と納品までをしてくれます。

Web担の漫画作りとしては、漫画家さんに直接お仕事を依頼する形式ではない方法で作っているわけです。

ちなみに、漫画の構成作家さんが入ると、漫画のクオリティが格段に上がります。弊社では、長年『Webのコト教えてホシイの！』でもお世話になっている星井さんに協力してもらっています。構成作家さんが入ると。漫画としての面白さを出すためのストーリーのクオリティが上がったり、漫画のコマ割りがよりおもしろくなったりします。

漫画としての「絵」のクオリティが高い人とおもしろい漫画ストーリーを作れる構成作家がそれぞれの能力を活かして分業スタイルで一つの作品を仕上げていく、という形です。

〇Web担編集部の役割

では、Web担編集部はどんな役割をしているかというと、Web担の読者層に向けたコンテンツの調整を主に行っています。編プロは漫画を作るプロであって、Web担の読者のことはよく知りません。

だから、Web担の読者層の中でこの漫画では、「こんな価値を提供したい」という指針をだして、細かく調整していくことが大きな役割です。もちろん、編集者なので細かな文字校正などは当たり前にしますが。後は、原作者が別途いれば、原作者との調整なども大きな役割の一つです。

●Web担漫画のスタートは「Webマーケッター瞳」

Web担の最初の漫画は「Webマーケッター瞳」です。この漫画がスタートしたのは、14年前の2009年です。この漫画は、書籍化もされて、Webマーケッター瞳を通じて、Web担を知ったという人も多く、いまだにデジマケの入門書として読まれている本で、Web担にとってとても重要なコンテンツでした。

今現在、デジマはつらいよという連載をしており、こちらもシーズン3まで続く超大作ではありますが、4月から全く新しい漫画を作る予定でいます。

私としては、マーケッター瞳に次ぐ、次世代のニューヒロイン漫画を作りたい！と思っているんですが、編プロさんたちとのMTGで、「主人公はどんなキャラクターにするか」という話をしていたときに、20代前半の女の子、支援会社ではなく事業会社の新人マーケターという設定でお願いします。と私が伝えた後、じゃ、「その子の性格はどんなにする？」と。

MTGに参加しているメンバーの多くは、30代後半～50代。「20代前半の性格とは…」と明らかに皆が沈黙していた後に「瞳のような性格の子は少数派だよね」ということに。 瞳の性格は、明るくて前向きで、困難にもめげずに立ち向かっていける戦士的な要素も包含しているよね、と。

でも、「そういう感覚の20代って実際にあんまり見たことないよね」という話になり、どちらかというと「失敗を恐れている」「人からの評価を物凄く気にしてる」「仕事に没頭もするけど、同じくらいの熱量で趣味にも没頭するし、お金を費やしてる」と。

マーケッター瞳を作っていた時期から約15年。こんなに人の価値観って変化するんだ…とMTGメンバー同士でびっくりしました。

という訳で、現シリーズのデジマはつらいよもぜひ読んでもらえたらと思いますし、4月からスタートする新漫画も愛される主人公になってもらえるように、頑張っていますのでどうぞご期待ください。

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください：
https://webtan.impress.co.jp/editors_note