ナスタは、「置き配に関する実態調査」を実施した。本調査は2019年から毎年実施しており、今回で第6回となる。
国土交通省の調査によると、宅配便の再配達率は2023年4月調査時点で11.4%。国は2024年度に再配達率6.0%を目指しており、置き配サービスや宅配ボックスの普及を促している。
置き配サービスの利用率は67.3%、4年連続で増加
まず、置き配サービスを利用したことがあるかを聞くと、2023年は67.3%で前年よりも6.0ポイント増加した。2019年から4年連続で増加しており、コロナ前2019年と比較すると2.5倍に拡大している。
再配達の頻度としては、「4~5回に1回程度」が27.3%と最も多く、合計で68.1%の人が10回に1回以上は再配達になっていることがわかった。
再配達になってしまった具体的な場面を聞くと、「いつ配達されるかわからず外出していた時」が46.8%と圧倒的。再配達削減に有効な手段としては「玄関先への置き配利用」「宅配ボックス設置」などが多く挙げられた。
置き配は「玄関派」62.0%「宅配ボックス派」26.5%
置き配を受け取るのに利用する場所は「玄関先」が62.0%で最多、「宅配ボックス」は26.5%となった。置き配サービスの満足度としては、93.7%の人が「利用してよかったと思うことがある」と回答。また、置き配利用時のトラブル経験では、前回調査から26.8ポイントの大幅減少となった。
宅配ボックス設置率を聞くと、全体では40.5%、「マンション」への設置率は62.0%と高め。一方で「戸建て住宅」は31.1%、アパートは23.3%と低く、今後の普及が課題のようだった。
調査概要
- 【調査対象者】置き配サービス利用者
- 【調査時期】2023年11月27日~11月28日
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査人数】1000人(男性500人、女性500人)
- 【対象年齢】20代182人/30代201人/40代206人/50代206人/60代以上205人
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オリジナル記事:置き配利用率は7割弱でコロナ前の2.5倍に。受け取りは玄関派? 宅配ボックス派?【ナスタ調べ】
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