国民生活センター、医薬品医療機器等法上で問題、テレビ番組でタレントが絶賛
独立行政法人の国民生活センターは、花粉症への効果をほのめかした健康茶「JAM TEA BLACK(ジャムー・ティー・ブラック)」に、食品に使うことができないステロイド成分が含まれていた、と4月12日発表した。医薬品医療機器等法上、問題になると考えられ、事業者に販売中止を求めるとともに、飲んだ消費者に医療機関を受診するよう呼び掛けた。
同センターの「医師からの事故情報受付窓口(ドクターメール箱)」に寄せられた情報を基に調べた。情報は、13歳の女性患者が2021年12月から4カ月ほど飲んだところ花粉症は改善したが、別疾患の血液検査で副腎機能が抑制されていたため、飲むのをやめると検査値が改善した、という内容。女性はテレビ番組でタレントが絶賛していたことで購入した。
販売元は香塾(大阪市都島区)で、粉末を湯に溶かし頼むタイプ。同センターの調査でステロイドの一種の医薬成分「デキサメタゾン」が含まれていると分かった。デキサメタゾンは抗炎症作用を持ち、慢性関節リウマチ、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎の治療に使用される。急に服用をやめると症状が強く出るリバウンド現象を起こす危険性がある。
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オリジナル記事:花粉症への効果をほのめかした健康茶「JAM TEA BLACK」にステロイド成分含有
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