「伝えたいこと」「商品名」「解決したい課題」の入力で「伝えるべきこと」「表現方法」を表示
電通は、AI(人工知能)による広告コピー生成ツールの新版「AICO2(アイコツー/AI Copy Writer 2)」を開発した、と8月5日発表した。同社のコピーライターが培ってきた思考プロセスをAIに学習させた。キャッチコピーで「伝えたいこと」「商品名」「解決したい課題」などを入力すると「伝えるべきこと」と「表現方法」を理由と併せて表示する。
デジタルマーケティング事業の電通デジタルと開発した。2017年5月にβ版を公表した初代「AICO」は、電通のコピーライターが考案したコピー約1万作品を学習しているが、繰り返して利用すると過去のコピーと類似した生成物を出力したり、テーマとかけ離れたコピーを生み出したりするなど、表現力に限界があった。そのため、AICO2を開発した。
最近はLLM(大規模言語モデル)を活用するコピー生成も行われているが、電通はLLMの利用だけでは名作や心に響くコピーは生まれにくく、コピーライターの知恵や経験に基づくLLMの進化が必要と判断。コピーライターの意図や思考プロセスも学習させた。AICO2は、作成コピーを自動採点して一定の基準に達したものだけ出力する機能も備えている。
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オリジナル記事:電通がAIによる広告コピー生成ツール「AICO2」開発、コピーライターの思考プロセスを学習
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