2020年~2022年の過去3年間における国内事例を集計・分析。
デジタルアーツは、セキュリティインシデント(情報漏えい)に関するレポートを公開した。2020年~2022年の過去3年間における国内事例を集計・分析している。
「不正アクセス」以上に「マルウェア感染」が拡大
2022年の国内セキュリティインシデント総数は1031件。前年の697件から約1.5倍にまで増加した。内訳を見ると、2020年・2021年に最多だった「不正アクセス」を、2022年は「マルウェア感染」383件が上回った。この1年でマルウェア感染が10倍近い増加を見せている。
「マルウェア感染」に分類したインシデントをさらに細かく分類すると、「Emotetによるインシデント」が318件までを占めている。ランサムウェアによるインシデントは60件だった。
Emotetについては、2022年7月に配信活動の休止が報告され長期間にわたって休眠状態だが、潜在的な脅威は油断できない状況だ。その他ランサムウェアによる被害も増加傾向を保っており、VPN機器からの侵入も多いとのこと。
調査概要
- 【調査対象】国内組織
- 【調査方法】情報漏えい等のセキュリティインシデントを独自に集計
- 【調査時期】2020年~2022年
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オリジナル記事:2022年の情報漏えい、前年比で1.5倍といまだ増加中。マルウェア感染は10倍!【デジタルアーツ調べ】
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