飲食業の倒産が年度初の900件台に。「新型コロナウイルス」関連倒産が約6割を占める。
東京商工リサーチ(TSR)は、2023年度「飲食業の倒産動向」調査を実施した。
飲食業倒産、930件で過去最多。ラーメン屋やテイクアウト店が苦境
調査によると、2023年度(4-3月)の「飲食業」倒産(負債1,000万円以上)は4年ぶりに増加し、930件(前年度比57.0%増)に達した。年度では初めて900件を超え、過去最多を記録。そのうち、「新型コロナウイルス」関連倒産は529件(同37.4%増)で、全体の56.8%を占めた。
業種別で見ると、全業種で前年度の件数を上回る結果に。日本料理店や中華料理店、ラーメン店、焼肉店を含む「専門料理店」の235件(前年度比71.5%増)が最も多く、特に「ラーメン店」(63件、同173.9%増)、「持ち帰り飲食サービス業」(56件、同107.4%増)、「宅配飲食サービス業」(66件、同53.4%増)の3業種で過去最多を更新。「すし店」(30件、同100.0%増)は前年度比倍増となった。
調査概要
- 【調査方法】日本産業分類の「飲食業」(「食堂,レストラン」「専門料理店」「そば・うどん店」「すし店」「酒場,ビヤホール」「バー,キャバレー,ナイトクラブ」「喫茶店」「その他の飲食店」「持ち帰り飲食サービス業」「宅配飲食サービス業」)の2023年度(4-3月)の倒産を集計、分析した。
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オリジナル記事:2023年度「飲食業」倒産、過去最多を更新して930件に。ラーメン店、宅配・持ち帰り、すし店などが苦境【TSR調べ】
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