代表者の高齢化で、「体調不良」による倒産が1.5倍に急増。
東京商工リサーチは、2023年度上半期(4-9月)の「後継者難」倒産についての調査を実施した。
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2023年度上半期、後継者不在による倒産件数が過去最多に
調査によると、2023年度上半期の「後継者難」倒産は222件(前年同期比8.2%増)。4年連続で前年同期を上回り、最多件数を更新した。
倒産の要因別で見ると、代表者の「死亡」が最も多く、97件(前年同期比18.4%減)。上半期では3年ぶりの100件割れとなった。また「体調不良」は88件で、前年同期の1.5倍に急増。代表者の高齢化が深刻な問題となっている。
産業別に見ると、最も多かったのは「サービス業他」の62件(前年同期比21.5%増)で、3年連続の増加。ついで「建設業」「小売業」「不動産業」「金融・保険業」がそれぞれ前年同期を上回っていた。
資本金別では、「1千万円未満」が合計138件(前年同期比9.5%増)で4年連続の増加。「1千万円以上5千万円未満」は80件、「5千万円以上1億円未満」は4件だった。
調査概要
- 【調査方法】「人手不足」関連倒産(後継者難・求人難・従業員退職・人件費高騰)から、2023年度上半期(4-9月)の「後継者難」倒産(負債1,000万円以上)を抽出し、分析した。
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オリジナル記事:2023年度上期の「後継者難」倒産は222件。4年連続で増加し過去最高に【東京商工リサーチ調べ】
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