「1,000円の壁」に阻まれるラーメン屋、今後の生き残り戦略が課題。
東京商工リサーチ（TSR）は、2024年1-9月のラーメン店の倒産件数に関する調査を実施した。
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2024年1-9月：ラーメン屋の倒産は47件で前年比4割増
調査によると、2024年1-9月のラーメン店の倒産は47件に達し、集計を開始して以来過去最多を更新した。物価高や人手不足などの深刻な問題により、前年同期の42.4％増のハイペースをたどっており、年間では60件を超える可能性もあるとしている。
ラーメン店は参入障壁が低い一方、提供価格「1,000円の壁」にも阻まれ、物価の値上がりを価格に反映できない困難な状況に直面している。このため、多くの店舗が経営難に陥り、倒産が増加していると考えられる。
倒産したラーメン店のスープの種類は、「醤油・中華」が27.6％、「とんこつ」が21.2％、「みそ」が14.8％、「塩」が8.5％となっており、店舗数の違いを考慮するとスープによる差はさほどないとみられる。
調査概要
- 【調査方法】日本産業分類（細分類）の「ラーメン店」を抽出し、集計開始の2009年から2024年までの倒産を集計、分析した。
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オリジナル記事：2024年、ラーメン店倒産数が過去最多！ 止まらないコスト高と「1,000円の壁」【TSR調べ】
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