ライボの調査機関であるJob総研は、「2023年 残業に関する実態調査」の結果を発表した。終業時間の意識と実際のタイミング、コロナ以前と比較した残業時間の増減、サボり残業などについて、現在職を持つ社会人男女796人が回答している。
7割が5類移行後に残業増加、「増えた派」が67.2%に
まず「終業に対する意識(定時で仕事を終えているか)」を聞くと、「定時上がりを意識している派」72.4%が大多数で、「かなり意識している」29.4%、「意識している」21.9%、「どちらかといえば意識している」21.1%と内訳がわかれた。年代別では20代の76.6%が最多だが、それに40代(72.5%)が続く。30代は68.3%と最も少なかった。
「実際の終業タイミング」を聞くと「定時に終業派」が60.9%。内訳は「必ず定時に終業」16.3%、「定時に終業」25.5%、「どちらかといえば定時に終業」19.1%とわかれる。年代別ではやはり20代が「定時に終業」67.2%と最多だった。
「定時で終業している理由」(n=485)を聞くと、「会社から定時上がりを推奨されている」50.1%、「プライベートの時間を充実させたい」38.6%、「効率のいい働き方を心がけている」29.7%が上位。「定時で終業していない理由」(n=311)では、「残業しなければ終わらない仕事量がある」64.3%、「定時に上がれない雰囲気がある」21.5%、「仕事を任せられる人がいない」18.3%が上位だった、
なお「コロナ5類移行前後での残業時間の増減」については、「増えた派」67.2%(とても増えた16.5%、増えた14.6%、どちらかといえば増えた36.1%)だった。また出社頻度が高い人ほど残業時間が増える傾向が見られたという。
「残業代の有無」を聞くと「出る」60.7%、「出ない」19.5%、「固定残業代が給与に含まれている」19.8%と、残業代をカットされている人たちが一定数存在する。一方で、「サボり残業の経験有無」を聞くと「ない派」60.9%に対し、「日常的にしている」14.7%、「している」8.2%、「たまにしている」16.2%と、計39.1%と約4割が“サボリ残業”の経験者だった。
サボり残業の賛否を聞くと「反対派」60.8%で、内訳は「とても反対」18.5%、「反対」21.9%、「どちらかといえば反対」20.4%だった。一方でサボり残業経験者(n=311)に「サボリ残業による自身への影響」を聞くと「心の余裕が生まれる」54.0%、「気分転換になる」36.0%、「ダラダラ仕事をするようになる」15.4%といった回答が寄せられた。
調査概要
- 【調査対象】現在職を持つ20~50代社会人男女
- 【調査方法】インターネット調査。JobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
- 【調査時期】2023年8月25日~28日
- 【有効回答数】796人
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業Webサイトとマーケティングの実践情報サイト - SEO・アクセス解析・SNS・UX・CMSなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:残業の理由「仕事量が多い」「雰囲気」、逆に定時終業できている理由1位は?【ライボ調べ】
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.