SaaS型クラウドサービス事業のfreee(フリー)は、10月から始まったインボイス(適格請求書)制度を機会に消費税の免税事業者から課税事業者に転換する個人事業主向けの新サービス「消費税申告ライト」をこの冬に提供する、と11月21日に発表した。法人向けに提供しているfreee申告の「消費税申告」機能を、個人事業主が使いやすいよう設計しなおし、スマーフォフォンからシンプルな4ステップで消費税申告が完了する。
クラウド会計の「freee会計」の「確定申告機能(所得税)」と同様、手順に沿って作業する。操作方法や用語のミニ解説動画など豊富なコンテンツを用意して、必要な知識や操作方法を税理士等の説明で補完しながら作業できる。申請時にチェックを付けるだけでインボイス発行事業者になる小規模事業者の負担軽減措置である「2割特例」が適用される。インボイス発行事業者のみに認められる「売上税額の積上計算方式」にも対応した。
freeeが個人事業主に行った調査で、インボイス発行事業者となった個人事業主の46.8%が「消費税の申告方法等についてよく知らない/全く知らない」と回答。十分な情報が得られていない中で不安を抱えている。開発チームは、初めての消費税申告が簡単にできるよう、「シンプルで直感的なユーザー体験」と「モバイル対応のUI/UX」をコアコンセプトに掲げて開発。複雑な制度・法律をシンプルなプロダクトに落とし込んだ。
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オリジナル記事:「freee会計」でインボイス制度対応の個人事業主向け新機能「消費税申告ライト」提供
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