メルカリは、「2023年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”」に関する調査結果を発表した。ニッセイ基礎研究所 生活研究部の久我尚子上席研究員監修のもと実施したもので、10代~60代の男女2,395人がアンケートに回答している。
89.1%が直近1年間での物価上昇を実感、消費行動に変化
まず「昨今の物価上昇で、家計への影響を実感しているか」を聞くと、「とても感じている」55.2%、「やや感じている」33.9%と、9割近くが家計への影響を感じていた。
そこで「直近1年間での、各種リユースサービスの活用」(買い物をしたか、所有物を売却したか)を聞くと、リユース品の買い物は「とても増えた」8.0%、「やや増えた」17.4%と回答。所有物を売る頻度も「とても増えた」6.7%、「やや増えた」16.3%と回答。どちらも「とても減った」「やや減った」を大きく上回った。
続いて「服飾雑貨」「書籍・CD・ゲーム」「美容・健康」「ホビー・レジャー」「家電・家具・雑貨」の5分類28カテゴリの不要品を、自宅内に何個所有しているかを集計し、一人あたり平均“かくれ資産”を算出。さらに日本の性年代別人口とかけ合わせ、その総計を“日本の家庭に眠るかくれ資産”の総額として算出した。
その結果、“日本の家庭に眠るかくれ資産”の総額は「推計約66兆6,772億円」。日本の人口で割り戻すと、国民一人あたり平均“かくれ資産”は「約53.2万円」となった。
“かくれ資産”の内訳比率は、「服飾雑貨」38.9%がもっとも大きく、「ゲーム・書籍」26.4%、「家具・家電・雑貨」17.5%などを上回っている。どの分類も保有数=かくれ資産は増加しており、不要品の1人あたり平均保有数は前回調査(2021年)の「110.5個」から「131.7個」と約1.2倍に増加。特に服飾雑貨は約1.4倍に増加している。
こうした現在家庭にある不要品のうち、年末年始の大掃除などで、今後捨てる予定の不要品の数量を調査。その数量と「メルカリ」の平均取引価格をかけ合わせると、捨てるつもりだった不要品の価値は国民一人あたり「平均約8.5万円」だった。
調査概要
- 【調査対象】10代~60代の男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2023年10月27日~11月1日
- 【有効回答数】2,395人
- 【調査対象品目】5分類・計28カテゴリに該当する「不要品」の個数を調査
・服飾雑貨(トップス、ボトムス、靴、時計、カバンなど計9カテゴリ、アパレル品も同様)
・書籍・CD・ゲーム(書籍・コミック、CD、ゲームソフトなど計5カテゴリ)
・美容・健康(メイク・スキンケア用品、香水、ダイエット用品など計4カテゴリ)
・ホビー・レジャー(おもちゃ、アウトドア用品、自転車など計5カテゴリ)
・家具・家電・雑貨(PC、スマートフォン、家具など計5カテゴリ)
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オリジナル記事:年末大掃除で高額ゲット?! “日本の家庭に眠るかくれ資産”の総額は「約66兆6,772億円」!【メルカリ調べ】
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