大規模言語モデル(LLM)を活用した対話内容の解析サービス「Bring Out」を提供しているAI(人工知能)ベンチャーのブリングアウトは、最大300商談の録音データから企業が解析したい「予算」「希望納期」「改善希望点」などテーマごとに要点を抽出できる新機能を12月20日にリリースした、と12月22日に発表した。これまで入力量の限界から3商談程度しか同時に解析できなかった。3商談の解析でも抽出精度は1.5倍に向上した。
顧客のサービス改善要望を商品開発にフィードバックしたり、失注理由を営業企画にフィードバックしたりするなど、ユースケースに合わせてカスタマイズした分析結果を提供できる。これまで営業チーム経由のアンケートからしか収集できなかった「生の顧客の声」を直接集めることができるので、ギャンブル性の高い直感に依存する経営から、「生の顧客の声」を100%生かすデータドリブン経営が可能になる。
多数の営業を持つ組織の上司は「商談で何が話されていたか」の要約や、業績のいいハイパフォーマーがどんな商談をしているかの分析だけでなく、商談対象の全顧客が「どんな要望を持っているか」「いくらの予算で検討しているか」「希望の納期はいつまでか」などの情報を正確かつスピーディに把握できる。新機能は、トピックごとにカスタマイズした商談の要約情報を収集・蓄積する特許取得済みの技術で実現した。
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オリジナル記事:ブリングアウトがLLMを活用して最大300商談の録音データからテーマ別要点抽出を可能に
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