日経BPは、マーケティング専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「トレンドマップ2023下半期」を発表した。「マーケティング」「テクノロジー」「消費」の3分野における注目キーワードを、将来性と経済的インパクトでランキング化し、“今後伸びるビジネス”を考察している。
将来性でも経済インパクトでも、リテールメディアが今後の期待ジャンル
その結果、2023年4月の前回調査と比較し将来性スコアが伸びたのは、「マーケティング」分野では「リテールメディア(アプリやデジタルサイネージなど)」0.28p増、「テクノロジー」分野では「エドテック」0.21p増、「消費トレンド」分野では「マルチハビテーション(複数拠点に住まいを持つ)」0.32p増だった。
リテールメディアはスマホアプリなどを通して購買データに基づいた広告配信を行う手法で、大手小売企業を中心に活用が広がっている。またテクノロジーを駆使して教育産業に貢献するエドテックも注目度が高い。
一方、経済インパクトスコアが伸びたのは「マーケティング」分野では「リテールメディア」0.24p増、「テクノロジー」分野では「クラウド」0.20p増、「消費トレンド分野」では「タイムパフォーマンス(タイパ)消費」0.28p増だった。
タイパ消費は、短い時間で情報を得る価値観を重視することで、近年Z世代を中心に広がっている。
なお今回調査では、消費トレンド分野で「節約志向」が新たに追加されていたが、将来性スコア3.21で10位だった。
調査概要
- 【調査対象】マーケティング分野の29キーワード、テクノロジー分野の28キーワード、消費トレンド分野の32キーワード、計89キーワード
- 【調査方法】それぞれを認知する人に、そのキーワードの現時点での「経済インパクト」と「将来性」を5段階で尋ねてスコアリング
- 【調査時期】2023年10月
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オリジナル記事:2024年以降伸びるビジネス、将来性でも経済インパクトでも「リテールメディア」が1位に【日経クロストレンド調べ】
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