インボイス制度開始から3カ月。請求書関連業務にうまく対応できている?
インボイス管理サービス「Bill One」を提供しているSansanは、「インボイス制度対応の実態調査」を実施した。請求書関連業務に携わる1,000名のビジネスパーソンを対象に聞いている。
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インボイス制度、3分の1以上の企業で制度対応に課題を抱えている
まず、2024年1月時点でのインボイス制度への対応状況を聞くと、「問題なく対応できている」は66.4%、「課題が発生している」は33.6%となった。
課題が発生していると回答した人に対し、制度対応に伴う業務増加時間を聞いたところ、経理は1人あたり月平均8.5時間、経理以外の部門では平均9.0時間の増加が見られた。
制度対応で作業時間が増えた項目としては、「適格請求書の要件を満たすかどうかの確認」が64.8%で最も多く、ついで「不備があった場合の修正対応」が63.4%と続いた。
一方で、順調に対応できていると答えた人に対し、どのような取り組みを行ったかを聞いたところ、「従業員への説明・周知」や外部サービスの導入などによる「経理業務のデジタル化」が上位となった。
デジタル化のメリットとしては、「請求書を探しやすくなり生産性向上」「紙のコストを削減できた」などが挙げられた。
調査概要
- 【調査方法】オンライン上でのアンケート調査
- 【調査地域】全国
- 【調査対象】請求書を取り扱う業務を担当するビジネスパーソン1000名(経理部門700名、経理以外の部門300名)※請求書関連業務:請求書の受け取り、振り分け、内容確認、支払い申請、支払い承認、経理部門への請求書提出、請求書の仕訳入力、支払いの実施、請求書の保管などを指す。
- 【調査期間】2024年1月17日~2024年1月18日
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オリジナル記事:インボイス制度の対応、3割以上の企業で課題が発生。経理では月平均8.5時間の業務増【Sansan調べ】
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