米国アドビは、生成AI(人工知能)に対応した「Acrobat Reader」と、Acrobatの対話型エンジン「AI Assistant」ベータ版(英語)の提供を始める、と2月20日(米国時間)に発表し、日本語抄訳を2月21日に公表した。AI Assistantは長文のドキュメントから即座に要約を生成し、質問に回答して電子メール、レポート、プレゼンテーション等の利用目的に応じた文章での共有を可能にする。日本語版の提供は未定。
モバイルで応答性の高いPDF閲覧体験を実現したAcrobatの「Liquid Mode」と同じ人工知能と機械学習モデルを活用し、PDFの構造と内容を深く理解してAI Assistantのアウトプットの品質と信頼性を高めている。個人向けと法人向けAcrobatと、Acrobat Proの無料体験版ユーザーは、AI Assistantのベータ版で数日から数週間以内にAcrobat Readerに追加される機能で作業を遂行できる。複雑な実装作業は不要。
AI Assistantは、直感的な会話型インターフェースでPDFの内容に応じた質問を提案し、ユーザーの質問に回答する。読みやすい書式と手短な概要を作成して、長文ドキュメントの迅速な理解が可能になる。独自AIで引用を生成するので、ユーザーは回答の情報ソースを容易に確認できる。クリック可能なリンクで長文ドキュメントから必要なものを素早く見つけ、AI Assistantに指示して利用目的に合わせた文書を生成することができる。
AI Assistant機能はデータセキュリティプロトコルで管理され、ユーザーの同意なくドキュメントの内容が保存したり、AI Assistantのトレーニングに使用したりすることはない。PDFの枠を超えて「Word」や「PowerPoint」、会議の議事録などあらゆる文書形式で使用できる。AI Assistantのベータ版が終了後、新しいアドオンサブスクリプションプランを通じてAI Assistantの全ての機能にアクセスできるようになる。
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オリジナル記事:アドビが「Acrobat Reader」と「Acrobat」に「AI Assistant」搭載、要約など作成
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