SHIBUYA109エンタテイメントが運営するマーケティング機関『SHIBUYA109 lab.』は、「Z世代の時事ネタに関する意識調査」の結果を発表した。1都3県の15~24歳男女450人が回答している。
ニュースソースの使い分け、X「最新の情報を知る」、テレビ「たまたま目に入る」
まず「ふだん時事ネタやニュースに触れる頻度」を聞くと、「1日複数回」42.2%が最多で、「1日1回」30.2%と合わせ、7割以上が毎日なんらかの形でニュースに触れていた。
そこで「興味関心のあるニュースジャンル」について聞くと、「文化・科学」33.3%、「世代間ギャップや若者に関する話題」32.7%、「スポーツ」32.7%が上位。「報道や掲載が増えて欲しいと思うジャンル」でも文化・科学」27.8%が最多で、「教育」25.6%、「経済・経済施策」25.3%が続いた。
「報道や掲載が減って欲しいと思うジャンル」では「芸能人のゴシップ」25.1%、「性被害・ハラスメント」24.2%、「誹謗中傷・ネットリテラシー」20.9%が上位だったが、「友だちと話題になるジャンル」は「芸能人のゴシップ」20.9%が1位だった。
一般人がSNSに投稿した動画が拡散され時事ネタ・ニュースになることも増えているが、「友達の悪事・悪行をSNS上で見つけた際に記録としてスクリーンショットを撮影したことがある」人は34.6%、「そういった画像を他人に共有したことがある」と回答した人は28.6%だった。
「ふだんニュースや時事ネタの情報収集に使用しているツールや媒体」では「X(旧:Twitter)」66.4%が最多で、「テレビ番組」66.0%、「検索エンジン(GoogleやYahoo!など)」54.9%、「ニュースサイト・アプリ」50.4%などを上回る。
その使い分けについて聞くと、X(旧:Twitter)は「最新の情報を知る」25.4%が多く、テレビは「たまたま時事問題やニュースの情報が目に入ってくる」24.2%、検索エンジンは「手軽・気軽に情報を得る」26.7%だった。各メディアのイメージについても、X(旧:Twitter)は「情報のスピード感がある」17.6%、テレビは「情報に忖度が多い気がする」14.0%、検索エンジンは「知りたい情報が早く知ることができる」19.8%が最多で、大きく異なっている。
時事ネタやニュースの情報を収集する際の課題については、80.9%が「情報の切り取り方や切り抜き方が偏っていると感じる」、78.2%が「信頼できる情報がわからない」などと感じていた。
また情報の真偽の判断(ファクトチェック)については、「動画や画像などの証拠がある」36.2%、「テレビや新聞など他のマスメディアでも報道されている」35.8%、「グラフなどの数値的な根拠がある」32.7%が重視されている一方で、テレビ番組の情報のファクトチェックについては、「SNSで一般人の意見や考えを確認する」30.4%、「検索エンジンを使って検索する」28.0%が上位で、ネットで裏付けを求める様子が明らかとなっている。
調査概要
- 【調査対象】東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の15~24歳男女
- 【調査方法】外部調査会社のアンケートパネルを使用。さらにグループインタビューを実施
- 【調査時期】2023年12月
- 【有効回答数】450人
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オリジナル記事:Z世代と時事ネタ、「芸能人のゴシップ」報道は減ってほしいが「スポーツ」「政治」より友達と話す【SHIBUYA109 lab.調べ】
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