博報堂と、技術戦略会社の博報堂テクノロジーズは、商品開発プロセスを効率化するAI(人工知能)サービス「マルチエージェント ブレストAI」の業務活用を始めた、と3月4日に発表した。商品開発に必要な専門知識を持つ複数のAI同士が自立議論して意思決定とアイディアを創出する。商品開発全体を効率化して創出された時間を、博報堂の強みの「クリエイティビティ(創造力)」を発揮できる業務に注力して品質向上を実現する。
博報堂テクノロジーズが開発した独自技術で、AIに企画・製造・物流・リテール営業など商品開発に必要な各フェーズの専門人員の知識や人格を与え、「市場ニーズ探索・商品企画」から「商品開発・デリバリー」など商品開発プロセスに関する議論をAI同士が実施する。商品コンセプト段階から実現性を考慮したアイディアを創出して、商品開発で生じる手戻りを大幅に減少させ、プロセス全体の効率化を図ることができる。
顧客ニーズの多様化で商品企画や開発には専門知識が必要になっているが、初期の商品企画段階から多くの専門知識を持つ人材を巻き込んで打合せや検討を重ねるのは人材確保や工数の面で現実的でなかった。独自開発したAIは、専門知識や人格を持ったAI(ペルソナ)の自由な生成が可能。科学的な検証や理論を基にしたペルソナ同士の議論設計による最適な結論や、新規性のある企画生成、議論過程や根拠の可視化ができる。
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オリジナル記事:「マルチエージェント ブレストAI」の活用を博報堂と博報堂テクノロジーズが開始
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