セキュリティソフト「Internet SagiWall」(詐欺ウォール)を提供するBBソフトサービスは、2024年1月度のインターネット詐欺リポートを発表した。詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計し、詐欺サイトの動向を分析した内容となっている。
SoftBankの詐欺サイトが2023年12月に急増
それによると、2024年1月における「詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数」は535万8,231件で、2024年12月から7万8,532件増加した。
フィッシングサイトをブランドで見ると、「えきねっと」19.69%が倍増し1位となり、「Amazon」18.02%がそれに続いた。「総務省」「Apple ID」も増加傾向を見せ、トップ5の順位が大きく入れ替わっている。6位以下も「SAISON CARD」「イオンカード」「エポスカード」といった信販系のブランドが新たに登場している。
えきねっと公式サイトでは「自動退会」「利用制限の解除」「ワンタイムURLのお知らせ」などの文言で情報を入力させる手口が確認されているとして、注意を呼びかけている。
また最新情報では、2月に入りSoftBankやNTTドコモなどキャリア系のフィッシングサイトが増加傾向にあるという。特にNTTドコモを騙る詐欺が約40倍以上に増加しているとのこと。手口としてはVプリカを購入させて、発行コード、認証番号、カード番号などを送るように指示するものだ。
カテゴリ別で見ると、ECサイトとWebサービスカテゴリの構成比が上昇した。ECサイトはAmazonの報告数が、Webサービスはえきねっと・ETCが実数で増加した影響とみられる。
調査概要
- 【調査対象】公的機関などから提供された詐欺サイトURL
- 【調査方法】詐欺ウォールを利用しているユーザーのアクセス数値を集計(Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4)
- 【調査時期】2024年1月17日、1月24日
- 【調査URL数】計200件
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オリジナル記事:えきねっとの詐欺サイト報告数が前月に比べ2倍に増加【詐欺ウォール調べ・2024年1月度】
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