2023年12月に発売されたMotorlaの「motorola razr 40s」。
カジュアルなデザインとなかなか良い性能を両立していることで話題になった折りたたみスマホですが、手に入れる機会があったため自腹で購入。
今回は、そんな話題になったmotorola razr 40sをじっくりとレビューします。
カジュアルなデザインに必要十分な性能でちょうど良いスマホに仕上がっているので、気になっている方はぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
また、こちらでmotorola razr 40sをお得に購入する方法も説明しているため、気になる方は一緒にチェックしていただけると幸いです。
・64MPの高解像度センサーで写真がキレイに撮れる
・背面のサブディスプレイの使い勝手が良い
・eSIMに対応
・バッテリー持ちが良い
・おサイフケータイに対応
motorola razr 40s の特徴
motorola razr 40s は、2023年12月にMotorolaより発売された折りたたみスマホ。
6.9インチという大画面ながら、折りたためば胸ポケットにも入るコンパクトなサイズ感へと早変わり。
背面にはヴィーガンレザーを採用することによって、程良くグリップするため持ち心地も良いです。
また、SoCにはSnapdragon 7 Gen1を搭載し、サクサクな動作を実現しつつバッテリー持ちも良いため、1日中使うことができるスマホとなっています。
カラーはセージグリーン・サマーライラック・バニラクリームの3色。
ただ、サマーライラックに関してはソフトバンクショップ限定色となっているため、ECサイトでは販売されていません。
motorola razr 40s のスペック
motorola razr 40s のスペックは以下の表の通りです。
製品名 | motorola razr 40s |
カラー | セージグリーン・バニラクリーム・サマーライラック(SoftBank限定) |
セキュリティ | 指紋認証・顔認証 |
搭載OS | Android 13 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 7 Gen1 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 画面サイズ:6.9インチ 解像度:2640×1080(FHD+) ディスプレイ種類:pOLED(メイン)、OLED(アウト) リフレッシュレート:最大144Hz |
カメラ | 標準カメラ:6,400万画素 超広角・マクロ:1,300万画素 インカメラ:3,200万画素 |
手ぶれ補正 | 対応 |
バッテリー容量 | 4,200mAh |
高速充電 | 30W TurboPowerに対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
ネットワーク通信 | 4G・5G対応 Wi-Fi:IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
eSIM | 対応 |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
防水・防塵 | 防水:IPX2 防塵:IP5X |
セキュリティは指紋・顔認証に対応。
ただし、iPhoneのような赤外線による3D顔認証ではないので、暗闇ではロック解除されない点には注意しましょう。
ストレージは、最小モデルで256GBを搭載。
最近のゲームは容量が大きいものが多く、加えて写真や動画を撮ってしまうと128GBでは足りないことが多いため、最小モデルでストレージが256GBもあるのは嬉しいポイントです。
また、高速充電では30WのTurboPowerに対応。
これにより、朝起きて出かけるまでの短い時間でほぼ1日中使えるバッテリーを充電することができます。
motorola razr 40s のメリット・デメリット
- 高解像度センサーで写真がキレイに撮れる
- アウトディスプレイが機能的
- バッテリー持ちが良い
- おサイフケータイに対応
- 持ち運びたくなるデザイン
- 胸ポケットに入るコンパクトさ
- 指紋認証の精度が高い
- 撮影時に処理が追いつかずカクつくことがある
- 常時画面表示機能(AOD)の設定がない
- 重い3Dゲームには性能的に不向き
motorola razr 40s 詳細レビュー
では早速、motorola razr 40s のレビューに移ります。
まず始めに外観から。
本体デザイン
今回僕が購入したのはバニラクリーム。
上下背面ともヴィーガンレザーとなっているため、質感もよくグリップするので持ちやすいです。
上背面部分にはカメラとアウトディスプレイが、下背面部分にはmotorolaのロゴとおサイフケータイのマーク、razrの刻印がなされています。
側面のフレームはサラサラとしたアルミ素材です。
指紋汚れや汗の跡なども付きにくく、スレ傷なども目立たないような処理がされています。
本体左右上下側面部分には、それぞれ各マイクやボタン、スピーカーが配置されています。
ちなみに、motorola razr 40sはモノラルスピーカーとなっているため、本体上下部から音楽や動画の音が出ます。
カメラスペック
motorola razr 40s のアウトカメラ構成は、メインカメラが6,400万画素(F1.7)、超広角・マクロが1,300万画素(F2.2)といった感じ。
加えてmotorola razr 40s のメインカメラは、ピクセルビニングと光学手ぶれ補正、環境照度センサー、レーザーオートフォーカスを搭載。
また、超広角カメラについては120°のワイド撮影にも対応しています。
インカメラは3,200万画素となっており、こちらもピクセルビニングに対応しているため、暗いシーンでも明るく撮影することができます。
撮影モードの種類
motorola razr 40sの撮影モードは以下の表の通り。
スローモーション | 動画 | 写真 |
ポートレート | プロ | スポットカラー |
ナイトビジョン | パノラマ | Ultra-Res |
スキャン | デュアル撮影 | フォトブース |
タイムラプス | スポットカラー動画 | デュアル撮影動画 |
風景写真
写りは結構ビビットな感じで、特に空の水色部分のヌケが良いですね。
階調表現も割と自然で、”過度に味付けされた色味”を感じにくいと思います。
こちらはコントラストの出方を確認するため、地面に写った手すりの影を撮影しました。
陽の光に照らされた地面のテクスチャもしっかり表現しつつ、手すりの影部分も黒つぶれすることなくしっかりと表現できています。
ただ、露出調整が難しかったのか若干ノイジーになってしまっていますね。
料理写真
続いては飯撮り。
今回の被写体はラーメンです。
メンマ、ねぎ、チャーシュー、背脂、麺、スープに浮かんだ油やスープの質感もしっかりと表現できています。
写りも暖色かかった色味で美味しそうに撮れていますね。
割と構図を考えることなく撮ってこの出来なので、いわゆるメシウマに見えるカメラではないかなと思います。
夜景
続いては夜景。
パッと見はキレイに撮れているように見えるのですが、ズームしてみるとノイズが気になります。
また、光量の取り込みが不十分なのか奥に行けば行くほど塗り絵のようになってしまっています。
こちらはイルミネーション。
先程の写真と同様にズームしてみると塗り絵のようになってしまってはいますが、電灯やリボン、その他照明の色分けは見事だと思います。
やや赤みが強くビビットな印象を受けますが、かえって”映え”ているように見えるのでこれはこれでありかなと。
ポートレートモード
つづいてはポートレートモード。
ポートレートモードについては、精度もよく色味も自然でとても使いやすい機能だと感じました。
左側がmotorola razr 40sで、右側がiPhone 15 ProMaxで撮影した写真になります。
iPhoneの方はコントラストがはっきりしてますが、motorolaの方は全体的にふんわりとした色味で優しい写りになっているように感じます。
また、iPhoneの方は照明の輪郭処理に失敗してぼやけている箇所がありますが、motorolaの方は処理を失敗することが少なかったため驚きました。(そもそもLiDARで正確な距離を測ったうえで撮影しているiPhoneのほうが失敗率が高いほうが謎ですが)
ちなみに余談ですが、折りたためばビデオカメラのような感じで写真や動画を撮影できます。
この状態だとシャッターを押しにくいのが難点ですが、気分的にアガります。笑
処理性能について(antutuベンチマーク)
motorola razr 40sは、SoCにSnapdragon 7 Gen1を搭載。
どちらかといえばミドルレンジ向けのSoCとなっており、性能を抑えた分バッテリー持ちと放熱に優れています。
antutuベンチマークでのスコアは662,099。
スコアで言えば最近のミドルレンジスマホと同等、それよりも低い程度です。
なので、原神やレスレリなどの重たい3Dゲームを長時間プレイするには向いていません。
アウトディスプレイの使い勝手
motorola razr 40sは背面に1.5インチのOLEDディスプレイを搭載。
ここでは、時間の確認や通知の確認のほか、メディアコントロールやコントロールセンターへの簡易アクセスが可能となっています。
アウトディスプレイでできることはこんな感じ。
・時計表示
・カレンダー
・オーディオレコーダー
・タイマー
・メディアコントロール
・天気予報
・電話発信
アウトディスプレイでできることは限られていますが、それでも本体を開くことなくWi-Fiの選択やメディアコントロールができるのは楽で良いですね。
また、アウトディスプレイに表示させる内容や各種設定も簡単にセットアップできるようになっているところもポイント。
メインディスプレイについて
motorola razr 40sのメインディスプレイは6.9インチのpOLEDディスプレイとなっており、最大リフレッシュレートは144Hzとなっています。
画面解像度はFHD+なので、動画を見ても粗さを感じるようなことはありません。
画面の折り目は殆ど目立ちませんが、これに関しては長期使用によって目立ってくる可能性もあるので要注意。
ちなみに最初から保護フィルムが貼ってあるので、別で購入する必要はありません。
またヒンジの角度調節もかなり広い範囲で可能となっているため、化粧をしながらなどの”ながらコンテンツ消費”が捗ります。
コンパクトで持ち出したくなる
motorola razr 40sは、折りたためばシャツの胸ポケットに収納できる大きさになります。
この大きさのおかげで、機動力が高く外に持ち出しやすいんですよね。
また、シャツの襟やポケットに引っ掛けた状態でビデオも撮れるため、簡易的なアクションカムみたいな使い方も一応はできます。
ただ、落としてしまう可能性も高いためオススメはしませんね…笑
1日使えるバッテリー持ち
motorola razr 40sは4,200mAhのバッテリーを搭載。
SoCにSnapdragon 7 Gen1を採用しているだけあって、バッテリー管理は優秀です。
待機中のバッテリードレインも抑えられていて、5時間放置した際のバッテリーの減りはなんと1%で、antutuベンチマークを回した際のバッテリー減少は4%、温度上昇は2℃でした。
試しに1日外で使用してみましたが、重たいゲームをしない限りは8時間は余裕で持ちます。
処理が追いつかずカクつくことがしばしば
ここまではmotorola razr 40sのメリット主に説明しましたが、気になる点はやはりあります。
1つ目としては、カメラや動画、ゲームなどをしたときのカクつき。
特に写真を連写して撮るときに頻繁に起こります。
こちらがその時の様子。
シャッターボタンが押せなくなり、動作がカクついてしまっています。
1枚2枚程度の撮影なら気になりませんが、写真を撮る時に多めに撮る方は気になると思います。
AOD(常時画面表示)の設定がない
2つ目の気になるポイントがこちら。
motorola razr 40sにはアウトディスプレイがあるため、ここに時計やカレンダーなどを常時表示できれば最高だと思うのですが、残念ながらアウトディスプレイのAOD設定が見当たりません。
というか、そもそもメインディスプレイのAOD設定すらありません。
まぁ折りたたみスマホなのでメインディスプレイのAOD設定がないのは納得できるのですが、せめてアウトディスプレイは対応してほしいなと言うのが本音ですね。
motorola razr 40s 自腹購入レビュー まとめ
今回は、Motorolaより発売された折りたたみスマホ「motorola razr 40s」をレビューしました。
ミドルレンジスマホとは思えないデザインで必要十分な性能も兼ね備えた隙のないスマホとなっています。
ただ、アウトディスプレイの使い勝手がいまいち微妙で、活躍するシーンが少ないところがなんとも残念といった感じ。
先程述べたAOD設定が非対応であったり、通知を確認するにはディスプレイが小さく文字が読みづらいなど結局スマホを開いて確認することが多いため、使い道としてはイマイチ微妙です。
ただ、おサイフケータイに対応しているためスマホを開くことなく改札を通ったり決済が可能であったり、カメラもキレイでバッテリー持ちも悪くないなど、魅力的なポイントももちろんあります。
また折りたたみスマホの中では価格も安い部類で、Amazonであれば8万円台で購入できるのも魅力的。
また、現在SoftBankで格安で購入できる施策も実施されているため、折りたたみスマホを体験してみたい方は是非一度チェックしてみてくださいね。
最後までご愛読いただきありがとうございました。
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