デジタルインフラサービス事業のさくらインターネットは、デジタル人材の育成を目的にした独自の認定試験「さくらのクラウド検定」を設立する、と4月24日発表した。デジタル技術を基礎から実践まで学べる認定試験で、クラウド化を進める企業、ITの知識を深めたい教師など幅広く人材を育てる。DX(デジタル変革)人材が不足する中、育成が不可欠と考えた。
さくらのクラウド検定は、ITインフラの初心者や、同社のサービス「さくらのクラウド」の利用を検討していたり既に使っていたりしてスキルを高めたいと考える層が対象となる。試験は、デジタル技術の基礎や同社のサービスについての設問を予定し、オンラインで受けられる。クラウドのアーキテクチャ設計を中心に、実務で活用できるスキルが身に付くという。
シラバス(講義概要)は①デジタル技術の基礎②さくらインターネットのサービス③さくらのクラウドでのアーキテクチャ設計。①はクラウド▽ハードウェアとソフトウェア▽ネットワーク▽セキュリティ▽システムマネジメント、②はサービスの詳細、③はシステム構成やセキュリティの設計を学ぶ。4月末から教育コンテンツを提供し、夏に初回検定試験を行う。
さくらインターネットは、さくらのクラウド検定と併せ、企業とのパートナー制度「さくらのパートナーネットワーク」を新設した。将来は検定との連携を検討する。パートナーネットワークの第1弾は「セールスパートナー制度」となり、さくらのクラウドを販売するパートナー企業に営業・技術支援などクラウドビジネスを支えるサポートプログラムを提供する。
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オリジナル記事:さくらインターネットがデジタル人材育成へ認定試験「さくらのクラウド検定」設立
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