「Google検索で、製品レビューサイトやアフィリエイトサイトが検索上位から外れ、ECサイトやクチコミサイトが上位に来るようになった」リリー・レイ氏がデータを元に解説する、トランザクショナルクエリでの変動とは?
ピックアップしたレイ氏の情報以外にも大切な情報がたっぷり。「サイテーション」「ハッシュタグ検索」「6月のスパムアップデート」「指名検索シェアと実市場シェア」などなどなど、今回も、あなたのSEO力に役立つ情報を、まとめてお届けする。
- Google検索変動: アフィ/レビューサイト没落 → EC/クチコミ躍進の時代か
- サイテーションとは? リンクなしでも検索順位に効果アリ!
- 「ハッシュタグで検索」機能をグーグルが導入(日本独自!)
- 2024年6月のスパムアップデートをグーグルが実施
- テクニカルSEOの5つの質問に元グーグル社員がシンプルに回答
- グーグルの指名検索シェアは実市場シェアの先行指標になる?
- titleタグとh1タグは一致させるべきか?
- 新ドメイン名が検索結果に表示されない! どうすればいい?
- GBPの放置はもったいない! 積極的な管理で集客アップの成功事例
- hreflangを他のlink要素と同居させてはいけない
- GoogleからのSEOアドバイス:素晴らしいコンテンツが最優先、それを上手にプロモーションする
- PC向けサイトのSEOはモバイルファーストインデックスでは無視していいのか?
- 今週のピックアップ
- グーグル検索SEO情報①
- グーグル検索SEO情報②
- グーグルの指名検索シェアは実市場シェアの先行指標になる? 検索シェアと市場シェアには高い相関関係あり (住 太陽 on X) 国内情報
- titleタグとh1タグは一致させるべきか? ユーザー視点で決めることだが、揃えることをオススメ (Google SEO office-hours) 海外情報
- 新ドメイン名が検索結果に表示されない! どうすればいい? まずSearch Consoleにサイトを登録 (Google SEO office-hours) 海外情報
- GBPの放置はもったいない! 積極的な管理で集客アップの成功事例 電話が81%⤴️ サイトクリックが50%⤴️ ルート検索が26%⤴️ (Darren Shaw on X) 海外情報
- hreflangを他のlink要素と同居させてはいけない 別々に記述する (Gary Illyes on LinkedIn) 海外情報
- 海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ
今週のピックアップ
Google検索変動: アフィ/レビューサイト没落 → EC/クチコミ躍進の時代か ユーザーの検索意図の変化に合わせた調整か? (Amsive) 海外情報
Google検索でのトランザクショナルクエリでは、
- 製品レビューサイトやアフィリエイトサイトが検索上位から外れ
- ECサイトやReddit(レディット)のようなクチコミサイトが上位に来るようになった
こうした傾向を、米国の著名なSEOコンサルタントであるリリー・レイ氏がデータとともに報告している。
レイ氏によれば、2023年後半から2024年初頭にかけてのグーグル検索のアップデートにより、検索結果が大きく変化したという。コア アップデートやヘルプフルコンテンツアップデート、プロダクトレビューアップデートなどによる影響だ。
注目に値する検索結果の変化が、これらのアップデート後に生じた。トランザクションクエリに対して、情報提供型の製品レビューサイトが目立たなくなった。代わりに、アマゾンなどのECサイトやReddit(レディット)のようなUGC(クチコミ)サイトが上位に表示されることが多くなっているという。
レイ氏は、SEOツールを用いて2023年に製品レビューサイトやアフィリエイトサイトが上位表示されていたキーワードと、2024年の上位表示ページを比較した。
この分析により、2つの大きな変化が明らかになった:
レビューサイトからECサイトへのシフト
「製品レビューサイト」や「アフィリエイトサイト」の順位が下がり、代わりECサイトが検索結果の上位を占めるようになった。次のようなクエリで確認された:
- bird feeders(鳥の餌箱)
- laptops(ノートパソコン)
- towel warmer(タオルウォーマー)
- leather cleaner(革クリーナー)
- Christmas ball ornaments(クリスマスボール装飾)
レビューサイトからUGCサイトやソーシャルメディアサイトへのシフト
一部のキーワードでは、Reddit、Quora(クオラ)、YouTubeなどのUGCサイト(ユーザー投稿サイト、クチコミサイト)が上位に表示されるケースが増えた。次のようなクエリで確認された:
- toys for 2-year-old boys(2歳の男の子向けおもちゃ)
こうした変化は、以前は情報提供型の結果を返していた多くの商業クエリに対して、ECサイトとUGCを優先するようにグーグルが変わったことを示している。リリー氏は次のように結論づけている:
製品レビューサイトやアフィリエイトサイトは、オーガニック検索での露出が減少したため、トラフィック源を多様化する必要があるかもしれない。多様化の手法としては、次のようなものがかんがえられる:
- デジタルメディア
- PR
- ソーシャルメディア
- 動画コンテンツ
- ポッドキャスト
- 関連フォーラムへの参加
- など
米グーグル検索での分析なので、日本のグーグルにはそっくりそのまま当てはまらないかもしれない。しかし、おそらく日米で共通するだろう重要なことがある。それは、同じクエリであったとしてもグーグルが上位表示するコンテンツのタイプが変化するということだ。ユーザーの検索意図の変化に合わせているとも思われる。
この変化に対しては、既存のコンテンツを修正しても効果を期待できない。検索意図に合ったコンテンツを新規に作成するほかないだろう。あるいは、複数の意図に対応したコンテンツをあらかじめ準備しておくかだ。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
グーグル検索SEO情報①
サイテーションとは? リンクなしでも検索順位に効果アリ! 現代のSEOではリンクよりも重要!? (ボーディー) 国内情報
SEO専門家の住太陽氏が「サイテーション」について解説する記事を公開してくれた。前回予告したとおりだ。
SEOにおける「サイテーション」とは、「エンティティ」という超重要な概念に相当するモノごとへの、外部サイトでの言及を指す。たとえば、次のようなものだ:
- 企業名
- 店舗名
- ブランド名
- 製品名
- ウェブサイト名
- 人物名
サイテーションは必ずしもリンクを伴うは必要ないが、リンクの重要性が下がってきた現在のSEOにおいては、サイトの認知度や検索順位を大幅に向上させる可能性があるという。
サイテーションはさまざまな形態で発生する。たとえば次のような形態だ:
- 大手ニュースサイトでの言及
- ソーシャルメディアでの議論
- ブログ記事
- フォーラムでの投稿
有力なニュースサイトやウィキペディアのような信頼性の高いウェブサイトでの肯定的なサイテーションは、言及された企業や個人の信頼性と信用を高める。
グーグルの検索アルゴリズムにおいて、
- レピュテーション(評判)
- E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)
が重視されるようになったため、サイテーションの重要性が高まっていると住氏は考えている。サイテーションは、レピュテーションとE-E-A-Tを評価するための貴重な指標になるのだ。
サイテーションがどんなものなのかとその働きは元記事で確認してもらうとして、ウェブ担当者にとって最も重要なのはサイテーションの獲得方法だ。住氏は次のような取り組みを提案している:
- 社長個人の業界や地域での社交活動
- オンラインおよびオフラインでの情報発信
- 広告活動や広報活動
- 話題性のある製品やサービスの開発
- ユーザー参加型のイベントやキャンペーンの実施
- 信頼できる専門家や専門家集団として名声の構築
サイテーションの獲得には時間と労力がかかり、必ずしも保証されるものではない。しかし、認知度の向上と検索順位の改善、評判の向上といったメリットを考えると、取り組む価値が十分にある。
- すべてのWeb担当者 必見!
「ハッシュタグで検索」機能をグーグルが導入(日本独自!) 新たな検索トラフィック源となるか (Google Japan Blog) 国内情報
ハッシュタグで検索する新機能をグーグルは公開した。日本独自の機能だ。
キーワードの先頭に「#」(※全角・半角を問わない)を付けて検索すると、そのキーワードのハッシュタグが付けられたコンテンツだけを対象にした検索結果を見ることができる。
たとえば、「#大谷翔平」のハッシュタグが付いた検索の結果は次のようになる:
ハッシュタグ検索の検索結果には、YouTubeの動画、Xの投稿、ニュースサイトの記事が含まれている。ソーシャルメディア投稿、動画、ニュース記事、ブログ記事などコンテンツタイプを問わず、ハッシュタグが付いていれば原則として対象となる。
クエリによっては、通常のウェブ検索に挿入されることもある
ハッシュタグ検索を日本で独自に公開した理由をグーグルは次のように述べている。
インターネットを利用する目的として、日本では諸外国と比べて、最新のトレンドや自分の興味や関心のあるトピックを深掘りして知りたいというニーズがより強いことが最近の調査でわかりました。そして、流行を調べたり、共通の関心をもつ人とつながる手段として、最近は「ハッシュタグ」がよく使われています。日本語は、単語の間にスペースが不要なため、より長い文章など表現力豊かなハッシュタグが使われています。例えば「#写真好きな人と繋がりたい」というような表現がよく見られます。
ウェブ検索とは異なりハッシュタグ検索では、個人のブログ記事やソーシャルメディアでの投稿も上位表示しやすい。信頼性や品質というよりも、新しさが重要視されているようだ。新たな検索トラフィック源として期待したい。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
2024年6月のスパムアップデートをグーグルが実施 サイトの評判の不正使用とは関係なし (Google Search Central on X) 海外情報
2024年6月のスパムアップデートの展開を、グーグルが6月20日(太平洋時間)に開始した。
本日、2024年6月のスパム対策アップデートをリリースしました。
完全な展開には最大1週間程度かかる見込みです。アップデートの完了次第、Googleサーチステータスダッシュボードにてお知らせします。
Today we released the June 2024 spam update.
— Google Search Central (@googlesearchc) June 20, 2024
It may take up to 1 week to complete, and we'll post on the Google Search Status Dashboard when the rollout is done: https://status.search.google.com/incidents/QdUeCQx3LRVbzQ3E7FiD
1週間ほどで展開完了予定とのことなので、このコラムが公開されることには完了しているかもしれない。状況はグーグル検索ステータスダッシュボードで確認できる。
どんなスパムをターゲットにしたのかについての具体的な言及はない。「サイトの評判の不正使用」に関連したアップデートかとも期待したのだが、そうではなく、通常のスパムアップデートだとのことである。「サイトの評判の不正使用」関連のアップデートでは、必ずアナウンスすることを約束している。すでに実施されている手動による対策に加えて、アルゴリズムによる自動対策が待ち遠しい。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
テクニカルSEOの5つの質問に元グーグル社員がシンプルに回答 動画をブログ記事に転換したrepurposeコンテンツ (株式会社JADE) 国内情報
「1分でわかるSEO Q&A」というショート動画のコーナーがある。JADEの長山氏がYouTubeで配信しているものだが、その内容をJADEがブログ記事でも公開した。
技術的なSEOに関連する質問(と、それに付随した追加質問)に対する回答を紹介している。今回の記事で長山氏が答えている質問は次の5種だ:
リダイレクト
リダイレクトの301と308の違いがわかりません! 恒久的なURL変更にはどちらを使うべき?
302も最終的には301扱いになることもあるって聞きました。そうなると恒久的、一時的の違いも究極的には無いってことですか?
XMLサイトマップとnoindex
XMLサイトマップを使う必要があるのは、どんなサイトか?
たくさんの商品を掲載しているECサイトなどで、一覧ページ(カテゴリページ)はSEOにおける「ターゲットキーワード」が被ることから、一覧ページ2ページ目以降をnoindexして、末端の商品ページのクロール・インデックスはサイトマップに任せる、といった対応をするケースをたまに見かけます。検索エンジン目線で、この判断を評価してください。
クロール
短期間(数時間から1日~2日)のクロール頻度を緊急に下げる必要がある場合、どう対処すればいいですか?
システムメンテナンスやシステムリニューアルの際は、ステータスコード503を使うのが良いと聞きました。robots.txtでも同じことが実現できるってことですか?
質の低い記事
質の低い記事にNoindexを施した場合、サイト全体の評価が向上することはありますか?
質の低い記事だけどページビューがちょっとだけあるので、似たページにまとめてcanonicalしちゃうという方法はダメですか?
クロールとインデックス
クロールされているのに、インデックスされないコンテンツは、どのように考えればいい? バグ?
以前のGoogleはとにかくたくさんインデックスしてくれる印象がありましたが、最近はそうでもないんですか?
長山氏は元グーグル社員であるから回答の信ぴょう性を疑う余地はない。全部の回答に目を通したい。
ちなみに、長山氏が動画を記事にしたように、同じ内容であってもコンテンツの配信方法を変えて公開するのは「repurpose(別用途利用)」とも呼ばれるコンテンツの上手な活用方法だ。ほかには、ポッドキャストやPDFなどへの変換も考えられる。長尺動画の一部を切り取ってショート動画にするのもいいだろう。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- グーグルの指名検索シェアは実市場シェアの先行指標になる?
- titleタグとh1タグは一致させるべきか?
- 新ドメイン名が検索結果に表示されない! どうすればいい?
- GBPの放置はもったいない! 積極的な管理で集客アップの成功事例
- hreflangを他のlink要素と同居させてはいけない
- GoogleからのSEOアドバイス:素晴らしいコンテンツが最優先、それを上手にプロモーションする
- PC向けサイトのSEOはモバイルファーストインデックスでは無視していいのか?
グーグル検索SEO情報②
グーグルの指名検索シェアは実市場シェアの先行指標になる? 検索シェアと市場シェアには高い相関関係あり (住 太陽 on X) 国内情報
興味深いデータを住太陽氏がXで共有した。「グーグルでの社名の指名検索のシェア」と「市場のシェア」ほぼが一致しているというのだ。
こちらは住氏が作成した、ファストフード大手3社と牛丼チェーン大手3社の指名検索シェアと市場シェアの円グラフだ。
どちらも見事に一致している。
元ネタは、効果測定の専門家レス・ビネット氏による分析データに基づく発見と見解だ。2020年10月14日に開催されたIPA(広告実務者協会)主催のEffWorks Global 2020カンファレンスで発表されたものだ。ビネット氏は、新しい指標として「Share of Search(検索シェア)」を発表した。この指標は、ブランドの健全性と広告効果を、迅速・低コスト・予測的に追跡することを目的としている。
検索シェアは、特定のブランドに対するグーグルのオーガニック検索クエリの総数を、そのカテゴリ内の全ブランドに対する検索総数で割って算出する。
「自動車」「エネルギー」「携帯電話端末」の3つのカテゴリで検索シェア定理をビネット氏はテストした。研究から10の重要な発見が得られ、そのなかには次のものが含まれる:
検索シェアは3つのカテゴリすべてで市場シェアと相関関係があった
これは市場シェアの先行指標となり、検索シェアの変化が市場シェアの同様の動きに先行する
検索シェアと市場シェアの差は、市場シェアの動きを特に強く示す指標。「Extra Share of Search」(ESOS、超過検索シェア)と呼ばれる
検索シェアから市場シェアへの先行時間は長くなることがあり、自動車の場合は最大1年に及ぶ
特にCOVID-19のパンデミック中に消費者行動がオンラインへとシフトし、業界の予算がひっ迫している状況で、ブランドの健全性と広告効果を予測する費用対効果の高い指標としてのESOSの可能性をビネット氏は強調した。つまり、検索シェアを知ることで市場シェアの将来を見通せるから、広告予算を効果的に配分できるというのだ。
SEOに直接関わるものではないが、SEOは検索エンジンを舞台にしたマーケティングだ。検索シェアの調査はビジネス計画立案のデータとして利用できるかもしれない。
- 検索エンジンマーケティングがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
titleタグとh1タグは一致させるべきか? ユーザー視点で決めることだが、揃えることをオススメ (Google SEO office-hours) 海外情報
titleタグとh1タグに関連する質問が、2024年6月の英語版オフィスアワーで取り上げられた。次の質問だ:
titleタグとh1タグは、同一の内容しておくべきでしょうか?
ゲイリー・イリース氏は次のように回答している:
いいえ、ユーザーの視点から意味が通じることを優先するのがいい。
実は、この話題に関する公式ドキュメントもある。ぜひ確認してほしい。
検索結果のページタイトル(「タイトルリンク」と呼ぶ)の生成の仕組みをグーグルは2021年9月に大幅に改良した。最も目立つ変更は、title
タグではなくh1
タグなど見出しタグで指定された見出し、あるいはHTMLで指定されていなくても見た目に大見出しと認識できる要素を積極的にタイトルリンクに利用するようになったことだ。
こうした変更を念頭に、title
タグとh1
タグを一致させるべきかどうかを質問者は尋ねたのではないだろうか。
基本的な考え方は、イリース氏が回答したように、次のとおりだ:
titleタグもh1タグもユーザー視点で付けること。
しかし筆者としては、title
タグとh1
タグを揃えることを勧めたい。両者が一致していれば、タイトルリンクの修正に備えることができる。それに、検索結果で見たタイトルリンクとページに訪問したときに目に入る(h1
で指定された)見出しが一致していれば、ユーザーは正しいページに訪問したと認識できる。揃えることのデメリットを思いつかない。
イリース氏が言及したタイトルリンクに関するドキュメントはこちらだ。あなたが最後に読んだときから更新が入っているかもしれないので、再度読んでおくといいだろう。
- すべてのWeb担当者 必見!
新ドメイン名が検索結果に表示されない! どうすればいい? まずSearch Consoleにサイトを登録 (Google SEO office-hours) 海外情報
ドメイン名を購入したばかりですが、キャッシュがリセットされておらず、検索結果に表示されません。どうすれば解決できるでしょうか?
2024年6月の英語版オフィスアワーで取り上げられたこの質問に、グーグルのゲイリー・イリース氏が次のように回答した:
まず、Search Consoleで新しいサイトを登録し、そこでのデータを確認して、次のステップを決定することを強くお勧めする。
他の人が以前に所有していたドメイン名であっても、一般的に問題はないはずだ。
あなたがすべきことは、質の高い有益なコンテンツを公開し、インデックスされるのを待つことだ。途中でエラーが発生した場合は、それを修正し、これまでの作業を続けてほしい。
Search Consoleに登録するとわかることがある:
もし、そのドメイン名が以前にも使われていて、しかもスパムサイトだった場合は手動による対策を受けている可能性もある。手動による対策がまだ継続していたとすれば、Search Consoleで警告が残っている。滅多にあるケースではないが、絶対にないとは言い切れない。
次に、インデックスレポートでページがインデックスされているかどうかを調べられる。正常にインデックスされているのであれば、単純に検索に引っかからず表示できていないだけだろう。
本当にインデックスされていないとしたら、その次はクロールレポートで、クロールの状況を調べる:
クロールされているのにインデックスされていないとしたら、コンテンツの品質の低さが原因かもしれない。
クロールエラーが発生していれば、インデックス以前の問題だ。技術的な問題を疑った方がいい。
Search Consoleは、このようにSEOのトラブルシューティングに欠かせないツールだ。このコラムの読者は当然、サイトを登録しているはずだが、SEOのスキルを上げるには各ツールやレポートの場面に応じた使い方もマスターしたい。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
GBPの放置はもったいない! 積極的な管理で集客アップの成功事例 電話が81%⤴️ サイトクリックが50%⤴️ ルート検索が26%⤴️ (Darren Shaw on X) 海外情報
グーグルビジネスプロフィールを積極的に管理・最適化して、次のような成果をあげた事例を紹介する(数字は対前年比):
- 電話問い合わせ: 81%増
- 合計アクション数: 51%増
- ウェブサイトへのクリック: 50%増
- ルート検索: 26%増
ローカルSEOの専門家であるダレン・ショー氏のクライアントの事例だ。実行した具体的な施策もショー氏は共有している。次のようなものだ:
クライアントのプロフィールに、新しいコンテンツを含む投稿を毎週公開
新しい写真や動画を定期的にアップロード
クライアントと協力してレビュー戦略を策定して実行し、レビューを継続的に獲得
すべての新しいレビューに迅速に対応
Q&Aに情報を追加し、質問に応じて更新
プロフィール項目の変更に即時対応(GBP管理ソフトウェアを活用)
クライアントより不当に上位に来ているスパム プロフィールを定期的にチェックして報告
グーグルビジネスプロフィールを積極的に管理することで、2つの良いシグナルをグーグルに送ることができるとショー氏は言う:
プロフィールの情報を常に最新にしていることを示し、これを怠っている90%の競合他社との差別化を図る
GBP上の新鮮で魅力的なコンテンツは、ユーザーのインタラクションを促進する。ユーザーがプロフィール上で多くの時間を費やし、さまざまな要素をクリックすればするほど、グーグルはその結果を好ましいと判断し、ランキングが向上する可能性が高まる
ショー氏は次のように締めくくっている:
グーグルビジネスプロフィールを放置してはいけない。積極的に管理すれば、大きな成果を得られる。
- ローカルビジネスを運営するすべてのWeb担当者 必見!
hreflangを他のlink要素と同居させてはいけない 別々に記述する (Gary Illyes on LinkedIn) 海外情報
多言語・多地域サイトに関するドキュメントをグーグルが更新した。hreflang
要素を他のlink
要素と組み合わせて使ってはいけないことを明記した。
たとえば、携帯向けのサイトを「m.」のサブドメインURLで配信しているとする。この場合、次のようには記述できない(hreflang
とhandheld
が1つのlinkタグの中にまとめて記述してはいけない)。
<link rel="alternate" media="handheld" hreflang="en-GB" href="https://m·example·com/gb/en/page1" />
次に示すように、別々に記述する必要がある。
<link rel="alternate" hreflang="en-GB" href="https://m.example.com/gb/en/page1" />
<link rel="alternate" media="handheld" href="https://m.example.com/gb/en/page1" />
仕様が変わったわけではなく、以前からこのようだった。グローバサルサイトのウェブ担当者は知っておこう。
- グローバルサイトを管理するすべてのWeb担当者 必見!
海外SEO情報ブログの掲載記事からピックアップ
SEOアドバイスとモバイルファーストインデックスに関する記事をピックアップ。
- GoogleからのSEOアドバイス:素晴らしいコンテンツが最優先、それを上手にプロモーションする
ランキング要因に振り回されてはいけない
- すべてのWeb担当者 必見!
- PC向けサイトのSEOはモバイルファーストインデックスでは無視していいのか?
MFI完全移行だからといってPCを無視していいことにはならない
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業Webサイトとマーケティングの実践情報サイト - SEO・アクセス解析・SNS・UX・CMSなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:Google検索変動: アフィ/レビューサイト没落 → EC/クチコミ躍進の時代か【SEO情報まとめ】 | 海外&国内SEO情報ウォッチ
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