「退職代行モームリ」利用者の約6割が20代！最も多く利用された職種・業界は？【アルバトロス調べ】

上司のハラスメントが原因？退職代行利用者の6割以上が「半年未満」で退職。

「退職代行モームリ」を管理しているアルバトロスは、「退職代行の利用状況」に関する調査を実施した。退職代行モームリを利用した経験のある15歳～71歳の男女15,934名が回答している。

退職代行の利用理由は「上司のハラスメント」「退職させてもらえない」

まず、退職代行を利用した経緯・退職理由を聞くと、「上司からハラスメントを受けている」が33.9%で最も多く、ついで「上司から退職を止められる」が30.2%と続いた。

退職代行モームリにおける性別・年齢別の利用者数を見ると、20代の利用が6割以上となり圧倒的に多く、男女による差はあまり見られなかった。また、最年少は15歳～最高齢は71歳まで幅広く、全ての世代で利用されていることがわかった。

なお、2024年度の新入社員における利用状況を見ると、早期退職者数は5月のGW明けがピークに。4～5月は新卒利用者の割合が比較的高いようだった。

正社員・契約社員において、職種別に利用者数を見ると、「サービス業」が12.5%、「製造業」が12.1%でツートップとなり、以下「医療関係」「営業」などが続いた。人手不足の業界や、長時間労働が発生しやすい職種の利用が多いようだ。

また、利用者の勤続年数を見ると、「1ヶ月未満」が24.4％、「1ヶ月～6ヵ月未満」が38.7％を占め、合計で63.2％の人が半年未満で退職していることがわかった。

さらに、退職代行モームリに複数回利用された企業数を調べると、1,466社（全体の9.2％）は複数回利用されており、「11回以上」となった企業も47社存在した。

20回以上依頼があった会社をランキング化すると、「人材派遣会社」や「コンビニチェーン」が上位にランクインした。なお、すべての会社が従業員数1,000名以上の大企業で、1番多い企業では64回にのぼった。